ミスに振り回されない、嫌な記憶を消す方法
過去にあった嫌な記憶がプレーの邪魔をすることってよくあります。
池にいれてしまった後はまた池にいれるんじゃないかと思ってしまったり、OBを出したら次のティーショットが怖くなったり、ショートパットが苦手・・・なんて人はまさに過去の嫌な記憶に縛られているのかも知れません。
もしそういう嫌な記憶を消すことができたらもっとよいショットが打てるかも知れません。
ただ、タイトルに書いた嫌な記憶を消す方法というのは正確に言えば・・・存在しません。
しかし、思い出して嫌な気分になる、怖くなることは防ぐことができます。
実はバンカー恐怖症という記事に書いたことにも深く関係しているのですが、人は考えないようにしようと思うと、逆にそのことばかりを考えてしまうという特徴があるようです。
ミスをしたらどうしますか?恐らくほとんどの人が忘れよう、考えないようにしようと思うはずです。でもこれ実は逆効果なんです。
「白クマの実験」というお話があります。
この実験、グループをいくつかに分けて行われました。
あるグループには何も指示を出さず、もう一方のグループには「白クマのことだけは決して考えないでください」という指示を出しました。
結果はどうなったと思いますか・・・?
「白クマのことだけは決して考えないでください」と言われたグループが一番白クマについて考えていた・・・という結果になりました。
つまり、「白クマのことは考えないようにしよう、忘れよう」と思えば思うほどに「白クマ」のことが頭に浮かぶことになります。
だから、ミスをしても忘れようと思うことは逆効果なんです。
じゃあどうするか。
ミスしたことを考えないようにする唯一の方法は、他のことを考えること、他に意識を向けること・・・だと思います。
ミスをしたら「忘れよう」と思うよりも、「今のこのショットをどう打つか、どう攻めるか」ということに意識を持って行った方がいい。
嫌な記憶を消すことはできなくても、他のことを考える、意識を別のところに向けることでその嫌な記憶のことを考えなくて済むようになります。
だから、嫌なことがあったら「忘れよう」と思うより、今何をするべきかに意識を持って行くとうまくいくように思います。
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