ジャック・ニクラウスの番手別ゴルフクラブの飛距離
Photo(Sourse) by pocketwiley "Jack Nicklaus and his son at The Masters"
マスターズの季節になると必ず思い出すゴルファーの一人が、僕にとっては・・ジャック・ニクラウスです。
さて、そんなゴルフの帝王、ジャック・ニクラウスは現役時代飛ばし屋として知られていました。
そんなジャック・ニクラウスの番手別、ドライバーからサンドウェッジまでの飛距離はどの位だったのでしょうか・・?
下の表はニクラウスの番手別の飛距離になります。
一つ注意点ですが、現在はクラブも進化しています。
ロフト角も違いますし、シャフトも軽くて長くなっていますから、今なら確実にもっと下記よりも飛距離が伸びると予想できます。
今回はジャック・ニクラウスの番手別の飛距離の他にも、ニクラウスがいつもより10ヤード飛ばしたいと思った時にしていたこと、また、アドレスに入る前にしていた4つのことも見てゆきたいと思います。
ジャック・ニクラウスに関しては過去にこんな記事もご紹介しています。
- ジャック・ニクラウスのパッティングの5つの秘訣
- ジャック・ニクラウスは何故世界No.1プレーヤーになれたのか?
- ジャック・ニクラウスは何故ヒールアップをやめなかったのか
- ジャック・ニクラスのチンバック:頭の位置と傾き
目次
ニクラウスの番手別飛距離
クラブ | 飛距離 |
Driver | 250ヤード以上 |
3-wood | 235ヤード以上 |
1-iron | 215-235ヤード |
2-iron | 205-220ヤード |
3-iron | 195-210ヤード |
4-iron | 185-200ヤード |
5-iron | 170-185ヤード |
6-iron | 155-170ヤード |
7-iron | 140-155ヤード |
8-iron | 130-145ヤード |
9-iron | 105-135ヤード |
PW | 80-130ヤード |
SW | ~100ヤード |
Reference: know how far you hit each club golf my way jack nicklaus with ken bowden, Beliefs and attitudes |
あのニクラウスが7番アイアンで140ヤードから155ヤード。
意外と身近な数値だと思われた方もいるかも知れません。ただ、現在のクラブを使ったら、何十ヤードと・・伸びるかも知れません。
もっとも、コントロールできる範囲でスイングしての距離で、飛ばそうと思えばもっともっと飛距離は伸びるとは思います。
あくまでも、トーナメントで使えるスイングでの飛距離の目安になると思います。
ニクラウスの場合、この番手で何ヤードではなくて、例えば8番アイアンであれば130ヤードから145ヤードと幅があるのが特徴的かも知れません。
調子の良い日と悪い日があるように、思うように飛ばない日もあったりします。そんな時に7番アイアンは○○○ヤードだから・・・と考えるとプレッシャーになります。
しかし、予め幅があれば、余裕を持って打つことができますし、プレーにも余裕が生まれるかも知れません。
いつもより10ヤード飛ばしたいと思った時にニクラウスがしていたこと
冒頭でもご紹介しましたが、ジャック・ニクラウスは飛ばし屋としても知られていました。
そんなニクラウスでもいつもよりも飛ばす必要のある場面があったと言います。
距離のあるパー5やハザード超えのティーショットなど・・・そんな場面で飛ばそうと思ってスイングしてもボールは実際には普段より飛んではいなかったそうです。
そこでニクラウスは試行錯誤を繰り返します。
どうしたら、ここ一番で安定して、飛ばすことができるか?と。
そして、3つのポイントを見つけます。
それらは、
1.アドレスで腕をリラックスさせて、スイング中もその状態を保つ
2.テークバックのスタート時には、クラブを低く、そして自分が不可能だと思うほどゆっくりとテークバックする
3.最後までしっかりとバックスイングする
これらはプレッシャーがかかった場面でも有効だったそうです。
2番目の自分ではこれ以上ゆっくりテークバックできないと思うほどゆっくりテークバックする・・・という点ですが、飛ばそうと思った時にテークバックがどうしても速くなってしまうことがあったりします。
そうすると、いつもよりも速いタイミングでトップまでクラブを振ることになります。
それはイコール、体重移動の時間も短くなるわけなので・・・結果的に飛距離が落ちたりします。
飛ばすためには、ダウンスイングからインパクトまでヘッドスピードを上げてゆく必要がありますが、そのためには、バックスイングはむしろゆっくり振った方が効果的なのかも知れません。
3番目の最後までしっかりとバックスイングするということも、特に飛ばしたい場面では大切なポイントになると思います。
飛ばしたいと思うとどうしても打ち急いでしまったりしますが、そんな時こそ、バックスイングに集中してみてもいいのかも知れません。
また、飛ばしたい時は、背中をターゲットに向けることを意識する・・・というのも良い方法だと思います。
ジャック・ニクラウスがアドレスに入る前にしていた4つのこと
最強といわれたニクラウスがアドレスに入る前に「イメージしていた4つのこと」があります。
イメージするなどというと、上級者がやることのようですが、むしろ、初心者の方の方が大きな効果が得られることがあります。
ところで、ティーイングエリアに立って、何をしますか・・?
よく、「あっあそこにバンカーがある。」「あんなところに池がある。入れたくないなぁ」・・・という風に考えてしまう方がいますが、最初の人はバンカーに、2番目の人は池に入れる確率が恐らく高くなるのではないかなと、思います。
何故でしょうか・・?
それは、バンカーと池をイメージしているからです。
人の脳は少し変わった性質があるようで、例えば、「バンカーに入れたくない」・・・と思ったとします。
でも、脳は「~したくない」という部分は無視して、「バンカー」に意識を集中させます。
もっとわかりやすい例で言うと・・・ダイエット中に例えば、「ケーキのことは考えないようにしよう」と考えると、どうしても「ケーキ」が頭に浮かんできます。
だから、「ケーキのことは考えないようにしよう」と思うことは逆効果・・・ということになります。
少し話がそれましたが・・
ジャック・ニクラウスがアドレスに入る前にしていたことも、上記のバンカーや池の心配をされていたゴルファーの方達とある意味同じでした。
イメージをしていたのです。
でもニクラウスの場合は、プラスのイメージです。
コースに出た時、大切なことがあります。それはマイナスのことをイメージしない・・・ということです。
簡単なことのように思えます。
でも、意識しないと、人はマイナスのことを考えるようにできているので・・それは難しいことなのかも知れません。
ニクラウスがやっていたことですが、4つのステップに分かれています:
1.ターゲットを頭の中でイメージする
2.上記のポイントにボールがたどり着くまでの球筋をイメージする。ショットの高さや曲がり幅もイメージする
3.自分自身がそのショットを打っている姿を頭の中でイメージする
4.最後に上記のイメージの中で自分が使っていたクラブを選択してショットを打つ
ショットをイメージすること。
打っている自分をイメージすること。
そんなことをニクラウスは毎回実践していたようです。
ニクラウスのようなショットは打つことはできなくても、ニクラウスと同じようにイメージしてから打つことなら、できると思いますし、それは多くの方が思った以上に効果があることではないかなと、思います。
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