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ショートゲーム編

1メートルのパットは何故難しいか?

1メートルのパットは入れごろ、外しごろ・・・なんて言われたりします。

簡単そうで、難しいのが1メートルのパットだと思うんです。

以前、アメリカの大学で行われた調査結果をご紹介したことがありました。

その調査では91センチ、122センチのところからハンデ15のアマチュアにパットを打ってもらいました。

結果は、91センチ離れたところからはパットの成功率が74%。

122センチ離れたところからは成功率が66%になりました。

1メートルからの結果ではありませんが・・・1メートルのパットはハンデ15の方だと、10回打てばおおよそ3回は外す・・・ということになるでしょうか。

まさに入れごろ、外しごろ・・・なわけですが、ただ、この距離はプロであっても10回打つと1回は外す可能性がある距離です。

そう思うと、外すこともあるということを最初から受け入れておく必要もあるのかも知れませんし、そう思っていれば必要以上に1メートルのパットを難しく考えずに済むのかも・・・知れません。

アドレスした時にカップとボールが両方見えるから

パッティングの名手、青木功プロはこの1メートルのパットが難しい理由について、「アドレスした時に、球とカップと両方が目の中に入ってしまうから」という風に語っていたことがありました。

構えた時に、視界にカップが入る・・・すると気がどうしても散ってしまう・・・というのです。

そうなると結果が気になる・・・結果が気になるというのはどういうことかというと、ボールがカップインするのを追いかけたくなる。

つまり、ヘッドアップしてしまうのだ・・・と。

1メートルのパットをどうしても入れなければならない・・・と思うと、結果が気になるものだと思うんです。

ヘッドアップしてしまえば・・・安定したパットが打てるわけもありません・・。

それを防ぐには、1メートル以内のショートパットが入らないでもご紹介させていただきましたが、入れることよりもどこに打ち出すのかを考えること、入れることを目標にするより、思ったラインに打ち出すことを目標にすること・・・だと僕は思っていて。

自然が相手のゴルフでは、色々なところで思わぬことが起こったりすると思うんです。

1メートルのパットを外したのは、ストロークが悪かったから・・・ではなくて、見えないところに凹凸があったのかも知れません・・。

傾斜をしっかり読んだけど、カップ周りに小さな石があってその石に当たってしまったのかも知れません・・。

そうやって考えてゆくと結果はどう打ったところで自分にはコントロールできないものなのかも知れなくて。

ただ、自分にできるのはどう打つか・・・ということだけになるのかなと思うんです。

そして、そのどう打つかということに気持ちを向けた時に、パットが不思議と入りだしたりします。

とても面白いものだと思います。

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