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飛距離アップ編

【女子プロの調査でわかった!】ゴルフに握力は必要?不要?「握力はいらない」は本当か?

こんにちは。ゴルフ総研の森です。

今回は、女子プロを対象にした握力と飛距離の調査結果を見ながら、ゴルフに握力は必要か?不要か?ということについてお話ししていきたいと思います。

握力は必要なのか?不要なのか?

ゴルフに握力は必要なのか、それとも握力は不要か?

ということですが、女子プロを対象にした、握力と飛距離に関する調査結果を2つ、ご紹介したいと思います。

1つ目の調査

これは以前、ゴルフダイジェスト社が女子のトッププロ8人を対象に行った調査になりますが、結果はこんな形になりました。

握力(右手)の平均値・・・31.4キロ
握力(左手)の平均値・・・30キロ
8人の平均飛距離・・・243.3ヤード
最も飛距離のある選手の握力・・・右25キロ、左23キロ(259ヤード)
最も握力が強かった選手の飛距離・・・246ヤード(右38キロ、左37キロ)

この結果ですが、20代の一般女性の平均握力は29キロなので、女子プロの握力は一般女性よりも強いということなります。

そういう意味では握力は飛距離にも何かしら関係がある可能性があると言えると思います。

ただ、最も飛距離が出ている選手の握力が対象となった女子プロの中では一番低い数値だったことを考えると、握力はあった方がいい可能性はありますが、この結果を見る限り、絶対必要とは言えないかも知れません。

2つ目の調査

これは、ゴルフ雑誌「ゴルフトゥディ」が日米の女子プロ51人を対象に行った調査になります。

この調査では、女子プロ達を、①握力が34.5キロ以下の選手と、②握力が35キロ以上の選手の2つのグループにわけて、それぞれのグループの平均飛距離を比較しました。

その結果ですが、

①握力が34.5キロ以下・・・平均飛距離246ヤード
②握力が35キロ以上・・・平均飛距離254.6ヤード

といった形になりました。

この結果を見ると、握力はあった方が有利、ということがわかります。

ただし、飛距離がトップクラスの女子プロ達の握力を見て見ると、同じような平均飛距離(265ヤード前後)の選手でも、ある選手は握力が36.5キロあったのに対して、ある選手の握力は29.5キロしかありませんでした。

この2つの調査結果から言えること

この2つの調査結果から考えると、握力はあった方が飛距離という意味では有利だと思いますし、握力と飛距離にはある程度の関係性があると思います。

ただし、握力はあった方が有利という程度で、絶対必要ではない・・ということだと思います。

また、下記は文部科学省が発表した男女別、年齢別の握力の平均値になります:

この数値を見ると、一般的な男性の握力は、

20代・・・48キロ
30代・・・49キロ
40代・・・48キロ
50代・・・45~47キロ
60代・・・39~42キロ
70代・・・35~37キロ

になっているのがわかります。これを見ると、殆どの男性は、先ほどの1つ目の女子プロの握力の平均値よりも高いことがわかります。

勿論、飛距離を決める要素は握力だけではありませんが、握力だけを考えた場合、先ほどご紹介した1つ目の調査にあった女子プロの平均飛距離243.3ヤードを出すには、握力という意味では・・(一般的な男性の場合は)特別なトレーニングをしなくてもいいのかも知れません。

ただし、ここまでご紹介した調査結果を見ても、握力はあった方が有利にはなりますので、もう少し飛距離を伸ばしたい、という方は握力のトレーニングをしてみるのもいいかも知れません。

握力のトレーニングですが、一般的にはハンドグリップというものを使って行います。

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ハンドグリップはスポーツショップに行けば大体置いてありますので、興味のある方は一度手にしてみるのもいいかも知れません。

握力の鍛え方やトレーニング方法、ハンドグリップの選び方などについては握力と飛距離は関係がある?握力の鍛え方、トレーニング方法も解説にて詳しくご紹介していますので、よかったらそちらを参照ください。

最後までお読みいただいて、ありがとうございました。

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