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トラブル解決編

【ゴルフ】冬の飛距離について。ドライバーやアイアンが飛ばない4つの理由と対策

冬のゴルフと飛距離について

前回は雨の日のゴルフの服装についてご紹介しましたが、今回は冬のゴルフについてです。

「冬のゴルフは飛距離が落ちる。」

そんな風に言われることがありますが、今回は

といったことについてご紹介してゆきたいと思います。

それでは早速始めましょう!

目次

冬は夏に比べてどの程度飛距離が落ちるのか?

冬は夏に比べて飛距離が落ちると言われていますが、具体的にはどの程度落ちるのでしょうか?

これは個人差がありますが、冬は夏に比べて飛距離が1割落ちると考えていただくといいかも知れません。

ちなみに、日本ツアーの永久シード保持者、片山晋呉プロは、自身の著書の中で「夏と冬ではアイアンのキャリーは10ヤード以上変わる」と語っています。

この飛距離が1割落ちるということですが、これはキャリー(=ボールが地面に落ちるまでの距離。ランは含まない)のことになります。

ですので、アイアンの場合は、キャリーが1割減、もしくは10ヤード以上飛距離(キャリー)が落ちると考えていただくといいと思います。

後ほどご紹介しますが、この計算だと冬は番手をいつもより1つ、もしくは2つ上げて打ってゆくような形になります。

ドライバーもキャリーは1割減と考えていただいて結構です。

ただ、ドライバーの場合は、キャリーは落ちても、むしろトータルでは夏よりも飛ぶようになる場合もあります。

というのも、冬の場合は地面が硬くなっていて、ランがいつもより出る場合があるためです。

ですので、ドライバーの場合は、冬でも飛距離がそれほど変わらないと感じる人もいます。

ただし、キャリーは落ちる可能性がありますので、場合によってはボールの落とし場所に注意する必要があるかも知れません。

冬に飛距離が落ちる4つの理由

でも、何故冬になると飛ばなくなるのでしょうか?

これには、4つの理由があります。

1)厚着をしているために体が動きづらくなる

冬は気温が下がりますので、寒さ対策に厚着をすることが多くなるわけですが、厚着をすることで、体の動きが鈍くなって、ヘッドスピードが落ちる・・ということが冬に飛ばなくなる原因の一つです。

2)寒さで体の動きが鈍くなる

冷えた筋肉は温まった筋肉よりも動きが鈍くなります。また、筋肉は温まった状態の方がよく伸びますが、冷えた状態だと思うように伸びません。(柔軟性が落ちる)

そういった理由から、アスリートは試合前にはウォームアップをして筋温を上げるわけですが、冬のゴルフはどうしても筋肉が冷えた状態でのプレーになってしまいやすく、それも飛距離が落ちる大きな要因になっています。

3)ゴルフボールが冷えているから

3つ目の理由は「ゴルフボールの温度」になります。

これは少し後でご紹介しますが、冬の寒い日だとボールも冷えた状態になりますが、この状態だとボールが飛びにくくなります。

4)気温と空気の密度

4つ目の理由は、気温と空気の密度が関係しています。

打ち出されたボールは空気の抵抗を受けるわけですが、気温が低くなるほど空気の密度が高くなり、その分抵抗も大きくなります。

すると、ボールもより大きな空気抵抗を受けて飛ばなくなる・・というわけです。

ゴルフジャーナリストの嶋崎平人さんはこの空気の密度と飛距離について、「分かりやすい例では、熱気球が空中に浮くのは、暖められた空気の密度が小さくなるから、浮き上がるのです。ボールの場合は、冬場で0度近くまで下がると、空気抵抗が大きくなり、10ヤード以上飛ばなくなります。」(出典:冬になるとボールが飛ばなくなるのはワケがある Green GORA)と語っています。

冬の番手の選び方

さて、そういった理由から、冬は番手選びにも注意する必要があります。

ドライバーの場合ですが、先ほどご紹介したようにキャリーが1割減る可能性があります。そのため、例えば、夏に越えていた池を越えられなくなる・・なんてこともあるかも知れませんので、そういった点には注意します。

ただし、先ほども書かせていただいたようにランが増えることも多いので、例えば、ランの出やすいドローボールで攻めてゆくというのも1つの方法かも知れません。

フェードボールが持ち球の人はランがそれほど出ない可能性がありますので、トータルの飛距離も夏に比べると冬の方が落ちやすくなるかも知れません。

アイアンの番手選びですが、キャリーが1割落ちるという計算で番手を選ぶか、もしくは、番手を1つか2つ上げて打ってゆきます。

番手を1つ上げることで気持ちを楽にして打ってゆけますので、ナイスショットも出やすくなるように思いますし、番手を2つ上げて、6割程度の力で打ってみるのもよい方法かなと思います。

冬の飛距離ロスと「3つの対策」

先ほど、冬に飛距離が落ちる4つの理由についてご紹介しました。少しまとめると、

といったことが冬に飛距離が落ちる原因でした。

例えば、冬に飛距離を大きくロスしてしまうような場合は、上記の1)~3)に対して対策を立てておくと、飛距離ロスも最小限に抑えられると思います。

1)厚着をしているために体が動きづらくなる

ゴルフウェアも年々進化していて、今は薄くて暖かいゴルフウェアが沢山ありますので、そういったものに買い替えるのもよい方法だと思います。

ゴルフウェア一覧(GDO)

また、上半身はやや薄めのウェアにして、下半身を少し厚着にするという方法もあります。

ゴルフの場合は上半身は動かせるようにしておいた方がいいですが、下半身は多少厚着になってもスイングにはそれほど大きな影響はないと思います。

2)寒さで体の動きが鈍くなる

これも同じく、動きやすく、尚且つ暖かいウェアを探してみるのも良い方法かなと思います。

また、使い捨てカイロを使うのもおすすめです。プロでも薄着にして、ウェアにカイロを貼っている人もいますが、それほどスイングの邪魔になりませんのでおすすめです。

(貼らないタイプでもいいですが、貼るタイプにして服に貼り付けて使うのも◎)

スイングの面では、ドライバー、アイアン共に芯で打つことを第一にして、スイングスピードはあえて落とすのも1つの考え方かなと思います。

スイングスピードを落とすことで芯に当たりやすくなって、飛距離がかえって伸びる場合もありますので。

ドライバーの場合は、スタンスをいつもよりも5センチほど狭くしてみるのも良い方法だと思います

スタンスを狭くすることで体が回転しやすくなりますので、寒さで動きにくくなっている分をカバーできます。

ただ、スタンスを狭くすることでいつもよりは若干バランスを崩しやすくなるかも知れませんので、その際はコンパクトなスイングを心掛けていただくといいかも知れません。

ここで少しまとめると、寒さで体の動きが鈍くなることの対策として、こういった点に注意します。

3)ゴルフボールが冷えた状態になる

以前、ゴルフ雑誌「GOLF TODAY」にて、ボールの温度の違いでドライバーの飛距離はどの位変わるか?・・という実験が行われています。

実験では冬に、①冷たいボール、②温かいボール、③熱いボールの3つを用意して、女子プロ、女子の研修生、男子アマ(ハンデ18)の3人にそれぞれのボールをドライバーで打ってもらいました。

①冷たいボール・・・屋外で保管
②温かいボール・・・屋内に保管してポケットに収納
③熱いボール・・・使い捨てカイロで保温※

※実験のためにカイロを使用。実際にはルール違反になる可能性があります

さて、結果ですが、どうなったと思いますか?

結果は、3人とも、ボールの温度が高いほどよく飛ぶという結果になりました。しかも冷えたボールと熱いボールでは、10~20ヤードも差が出ました。

下記が結果になります。(数字はヤード)

(参考:GOLF TODAY 表は当サイトにて作成)

実際にプレーする際ですが、ボールが冷えないようにできるだけポケットの中に入れておくのがいいかも知れません。

また、プレー中もそうですが、プレーする前の段階からポケットに入れてボールを温めておくといいかも知れませんね。

ちなみに、先ほどご紹介したゴルフジャーナリストの嶋崎平人さんは、こんな風に語っています。

「対策としては、前日から暖房の効いた屋内に置いたボールをコースに持っていき、プレー中はポケットに入れておくことです。そうすればボールの温度はそれほど下がらず、ボール初速は維持されるので、飛びに影響はなくなります。ぜひ試してください。」(出典:冬になるとボールが飛ばなくなるのはワケがある Green GORA)

冬は飛距離が落ちると割り切ることが大切

さて、ここまで冬のゴルフと飛距離について、何故、飛距離が落ちるのか?どの位落ちるのか?どんな対策があるのか?番手はどのように選んだらいいか?といったことについて見てきました。

冬のゴルフの場合は、夏と同じような飛距離を求めてしまうと、どうしても力んでしまったり、スイングのバランスやテンポが崩れてしまって、良い結果にならないことが多いように思います。

ですので、予め飛距離は落ちるものだと割り切ってみることが一番の対策になるのかなと思います。

また、ボールを前にした時、直感的に飛ばないなと感じることもあるかも知れませんが、その際はその直感に従って大きめの番手で打つというのも1つの考え方かなと思います。

それから、飛距離が落ちる分だけ、スコアも多少落ちる可能性がありますので、夏と同じようなスコアを目標にするのではなく、冬は冬なりの目標を立ててプレーしてみてもいいかも知れません。

最後までお読みいただいて、ありがとうございました。

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