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ショートゲーム編

パッティングの名言集、パットの名手が残した言葉

パットの名手、伝説のレッスンプロ・・・そんな人達が語ったパッティングの名言を集めてみました。

「カップを通り過ぎたパットもカップインすることはない」

アメリカではよくこんな言葉を耳にする機会があります。

Never up, never in (カップに)届かなければ入らない

ロングパットやミドルパットなどでショートしてしまい、せっかくのチャンスをものに出来なかった時などに聞く、パッティングの名言(?)の1つです。

ただ・・僕がお伝えしたかったパッティングの名言は、「Never up, never in」ではありません。

これとは違うことを言っている有名なゴルファーもいます。

この「届かなければ入らない」という考え方にはあの伝説のゴルファー、ボビー・ジョーンズが、こんな言葉を残しています。

カップに届かなかったパットは確かに入らない。しかし、カップを通り過ぎたパットもカップインすることはない

「You give luck a chance to happen」

ハーヴィー・ぺニック(1904-1995)は当サイトでも何度もご紹介させていただいてきてゴルフレッスンプロです。

僕はハーヴィー・ぺニックが残したパッティングの名言が好きで、いつも大事にしています。

ハーヴィー・ぺニックは当時まだPGAツアーで1勝もしていなかった頃のデイビス・ラブ三世(全米プロの覇者)にアドバイスをしました。

ハーヴィー・ぺニックはほぼ全てのパットを、入れるか、又は60から90センチほど必ずオーバーさせていたデイビス・ラヴ三世を見て、「この距離から全てのパットを入れることが目的じゃない」(ミドルパット以上の場合)

・・・そう伝えたといいます。

ゴルフボールが最後の一転がりでカップに届くイメージが大切だと。

そして、彼はその打ち方を続けていれば:

You give luck a chance to happen  (ハーヴィー・ぺニック)

・・・と言っています。

デイビス・ラブ三世はこのアドバイスを聞いた数週間後にPGAツアーのトーナメント、17番ホールで9メートルのパットを沈め初優勝を飾っています。

「ユー・ギブ・ラック・ア・チャンス・トゥ・ハプン」

幸運を引き寄せる・・・とでも訳せばいいでしょうか。

入れにいくというより、幸運を引き寄せる打ち方をすると言いましょうか・・・そんな言葉が何だかとても気に入っています。

「シャフトが繊細なガラスで出来ているとイメージしていた」

ゴルフの帝王と呼ばれたジャック・ニクラウスはマスターズに6勝しています。

最後にマスターズで優勝したのは1986年のこと。46歳での優勝はマスターズ史上、最年長優勝記録となりました。

最終日は首位に4打差をつけられていましたが、65というスコアで逆転優勝しています。

マスターズは超高速グリーンで知られていますが、そのグリーンで次々とバーディを決めていったニクラウスはあるパッティングのイメージを持ってこの大会に臨んでいたといいます。

それは、

「(パターの)シャフトが繊細なガラスで出来ているとイメージしていた」

・・・ということだったそうです。

ニクラウスはキャリアの中でパッティングについてはこのイメージをとても大事にしていました。

パターのシャフトが繊細なガラスでできていて、もしボールに強く当たり過ぎてしまうと割れてしまう・・・そんなイメージを持つように意識したそうです。

シャフトが割れやすいガラスで出来ているとイメージしてみると、自然とグリップも柔らかく握るようになります。

ストロークも急いだりしなくなります。

ニクラウスはそんな風にして、柔らかなグリップ、優しいストロークとスムースなインパクトを心がけた時、そしてその感覚が自分の中にしっかりとあった時は、パットが一番よく入ったそうです。

「パットは技術ではなく信念だと思う。」

「パットは技術ではなく信念だと思う。」

これはパットの名手と呼ばれた青木功プロが語った言葉です。

ある時、青木プロにこんなことを教えてくれた人がいたそうです。

「パットをする時、初心者は「はいってくれないかな・・」と思うものです。

かなりうまくなっても「入れたいな」位の気持ちで打ったりする。だけど、それではだめです。

パットの名手と呼ばれる人は「このパットは入るべきである」と信じてストロークするものです。」

・・・その言葉を聞いた青木プロは納得したそうです。

そして、「パットは技術ではなくて信念だと思う」、そう自身の著書の中で語られています。

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