ホーム > トラブル解決編 >
トラブル解決編

フックグリップだとチーピンが出る6つの原因【チーピンの改善方法】

こんにちは。ゴルフ総研の森です。

前回、【超保存版】チーピンの7つの原因と直し方を徹底的に解説!ではチーピンの原因と直し方についてご紹介しました。

その中でも少し触れましたが、今回はフックグリップだとチーピンが出てしまう原因について解説していきたいと思います。

チーピンとは?
打ってすぐ左に大きく曲がってしまうミスショット、もしくは極端に左に曲がってしまうミスショットのこと。ダックフック(duck hook)という言い方もある。

フックグリップだとチーピンが出る6つの原因

さて、フックグリップだとチーピンが出る原因ですが、主に6つのことが考えられます。

①フックグリップにまだ慣れていない

1つ目が、フックグリップにまだ十分慣れていないことです。

これはこれまでスクウェアグリップウィークグリップグリップで握っていた人がフックグリップに変えてすぐに起こりやすいことですが、慣れるまではショットが不安定になることがよくあります。

その過程でチーピンが出ることもあるし、またはフックやスライスが出たりすることもあります。

いずれにしても、その場合は慣れるまでショットが不安定になるのは仕方がないことだと思って、そのままフックグリップで練習を続けてみるといいと思います。

勿論、フックグリップの握り方そのものが間違っている場合は別ですが、握り方が間違っていなければショットも少しづつ安定してくると思います。

フックグリップとは?握り方を写真付きで解説

②フックグリップが合っていない

2つ目が、フックグリップが合っていないケースです。

当サイトでは基本的にはフックグリップをおすすめしています。

理由はアマチュアゴルファーの殆どがスライサーだからです。

スクウェアグリップはストレートショットが最も出やすいグリップだと言われていますが、アマチュアゴルファーの殆どがスライサーであることを考えると、スクウェアグリップはむしろ、スライスが出やすいグリップと言えると思うんですね。

アマチュアゴルファーにとってはですね。

ただ、アマチュアでも1割から2割の方は、スライサーではなくフッカー(フックがよく出る人)です。

そういう方々がフックグリップで握ってしまうと、フックが悪化したり、チーピンが出てしまうケースがあります。

その場合は、スクウェアグリップを試していただくといいと思います。

スクウェアグリップの握り方。写真付きで解説

③フェースをかぶせて構えている

3つ目が、フェースをかぶせて構えていることです。

構える際は、フェースを目標に対してスクウェアに構えるのが基本です。

ただ、中には、特にスライスに悩まされてきた方の中には無意識のうちに(もしくは意図的に)フェースをかぶせて構えている方もいます。

このようにフェースをかぶせて構えるとスライスを抑制する効果があるのですが、フックグリップで握って、フェースをかぶせて構えてしまうとフェースがインパクトで閉じすぎてしまって、チーピンの原因になる場合があります。

この場合は、フェースをスクウェアに構えてあげるとチーピンが改善することが多いです。

④ハンドファーストとハンドレイト

3つ目の原因が、両手の位置が間違っていることです。

アドレス時のグリップ(両手)の正しい位置。ドライバーからアイアンまででもお伝えした通り、アドレスで構える際は、両手は左足太もも内側の前に持ってくることが1つの基準になります。(当サイトではその位置をおすすめしています)

ただ、両手がこの位置よりも前(ターゲット寄り)にあったり、後ろに来ていたりすると、それがチーピンの原因になることがあります。(フックグリップで握っている方の場合です)

言い方を変えると、ハンドファーストの度合いが強すぎたり、ハンドレイトで構えてしまうとチーピンが出やすくなるんですね。

この場合は両手を左足太もも内側の前に持ってくることでチーピンも改善していくことが多いです。

⑤アウトサイド・インの軌道で振っている

5つ目が、アウトサイド・インの軌道で振っていることです。

これはこれまでウィークグリップで握っていた方に多いですが、ウィークグリップで握っているとスライスが出やすく、結果的にスイングの軌道がアウトサイド・インになってしまうことが多いです。

スライスを直そうとしてフックグリップに変えた直後は、このアウトサイド・インの軌道の癖が抜けていないために、チーピンが出る・・ということもよくあります。

この場合は、そのままフックグリップで練習を続けていただくと、スイングの軌道は自然と修正されていくと思います。

⑥グリップの握り方が間違ってる

6つ目は、グリップの握り方が間違っていることです。

フックグリップにしたつもりが、フックグリップになっていなかったり、フックグリップの度合いが強すぎて超ストロンググリップになってしまっている・・ということもあります。

超ストロンググリップ(超フックグリップ)で握ってもいい?超ストロンググリップのメリット、デメリットについて

特に、超ストロンググリップで握ってしまうとフェースが過度に閉じやすく、それがチーピンの原因になることもあります。

ですので、その場合はフックグリップの握り方をもう一度見直していただくといいのかなと思います。

フックグリップの握り方についてはフックグリップの握り方で詳しくご紹介していますので、よかったらそちらをご覧ください。

ということで、今回はフックグリップだとチーピンが出る6つの原因について見てきました。

最後までお読みいあだいて、ありがとうございました。

スコアが劇的に変わった人が実践したゴルフ理論とは
↑僕も実践してみました。その上達法やゴルフ理論の感想について書いてみました。一度ご覧になってみてください。