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よくわかる!ゴルフ用語集

ミート率とは?【よくわかる!ゴルフ用語集】

「ミート率」とは、ボールスピードをヘッドスピードで割った数値のことを言います。(ちなみに海外では、ミート率とは言わず「スマッシュ・ファクター」と言います)

具体的には、こんな形の数式になります。

ボール初速(m/s) ÷ ヘッドスピード(m/s) = ミート率

例えば、ドライバーを打った時のボール初速が55m/sでヘッドスピードが40m/sの場合は、

55m/s(ボール初速) ÷ 40m/s(ヘッドスピード) = 1.375(ミート率)

ミート率の目安ですが、プロの場合はトッププロで1.5程度。一般的なアマチュアの場合は1.35前後になります。

男子プロと女子プロのミート率

以前、トラックマン社が発表したPGAツアーとLPGAツアーの男子プロ、女子プロのドライバーからウェッジまでのミート率のデータがありますので、ご紹介します。

参考:トラックマン社

男子アマより女子プロが飛ぶ理由の一つがミート率

この数値、ミート率が高いほど、効率よくスイングのエネルギーをボールに伝えることができているということになります。

実は、女子プロと男子アマチュアのスイングスピードはそれほど変わらないという調査結果もあるのですが、その調査では、女子プロは平均で250ヤード飛ばしていたのに対して、男子アマの平均飛距離は230ヤード弱でした。

この20ヤードの違いの理由の一つがミート率なんですね。

同じようなヘッドスピードでも250ヤード飛ばす女子プロとアマの差

もっとも、アマチュアの場合はプロのようなミート率を目指す必要はなく、ミート率が1.35程度あれば十分良い数値だと思います。

ただ、1.3を切っている場合は、改善の余地があり、飛距離をまだまだ伸ばせる可能性があります。

ミート率を上げるには?

ミート率を上げるには、簡単に言うと、芯で打つことが大事になってきます。

以前にあるゴルフ雑誌で、アマチュアゴルファー50人にドライバーで打ってもらって、ボールがフェースのどこに当たっているかを調べるという実験が行われています。

その結果ですが、芯に当たっていたのは7人だけでした。
なんと86%の人は、芯を外していたのです

これがアマチュアのミート率が(そして結果的に飛距離が)女子プロに負けている大きな理由になります。

芯を外している原因や芯で打つ方法(ミート率を上げる方法)については以下の記事で詳しく解説していますので、よかったら参考になさってください。

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