ゴルフスイング編

【ゴルフ】捻転差はいらない？捻転不足の本当の原因をお話しします

こんにちは。ゴルフ総研の森です。

前回、【ゴルフスイングと捻転差】腰の回転と捻転差の誤解とは？ではゴルフスイングと捻転差について、また、捻転差の誤解についてご紹介しました。

今回はゴルフスイングと捻転差について、具体的には

捻転はいらない？
捻転不足の本当の原因

ということについてお話ししていきたいと思います。

捻転差はいらない？
捻転不足の本当の原因

捻転差はいらない？

ゴルフスイング（バックスイング）では、捻転差が大事だと言われたりします。

捻転差とは、肩と腰の回転差のことを言っているのですが、この肩と腰の捻転差が飛距離アップには重要だと、そう言われたりします。

ただ、中には捻転差はいらないという考え方もあります。

この2つの考え方、

①捻転差が大事という考え方
②捻転差は必要ないという考え方

これはどちらが正しいのかと言うと、僕はどちらも少し違う（誤解を与えてしまう）と考えています。

①捻転差が大事という考え方

捻転差が大事ということですが、捻転差は大事ではあるのですが、意識して捻転差を作る必要は実はないんですね。

ゴルフ雑誌などで、捻転差を作るために腰の回転を抑えるようにアドバイスされていたりもしますが、腰の回転を抑えると肩の回転も抑えることになり、結果的にスイングが小さくなります。すると飛距離も当然ロスします。

捻転差は実は作るものではなく、自然とできるものなんですね。

これは前回の記事【ゴルフスイングと捻転差】腰の回転と捻転差の誤解とは？の中でもお伝えしましたが、人間の構造上、素直に回転すれば肩の方が腰よりも大きく回転して、捻転差が自然とできます。

ゴルフスイングも一緒なんですね。

この詳しい理由について、また、捻転差が自然とできることを実感できる方法については上記の記事の中でお伝えしていますので、よかったらそちらをご覧いただければと思います。

ただ、いずれにしても捻転差は大事ですが、それは意識して作るものではないということですね。

②捻転差は必要ないという考え方

捻転差は必要ないという考え方ですが、これは先ほどお伝えしたように捻転差はいるとかいらないということではなく、自然とできるものです。

ただ、意識して捻転差を作る必要はないと思います。

それは作るものではなく、自然とできるものですので。

捻転不足の本当の原因

ここで少し話が変わりますが、捻転不足だと指摘されることもあるかも知れません。

これはどういうことかと言うと、肩と腰の回転差が少ないということです。

具体的には①肩も腰も回転していないか、②腰が回転しすぎて肩との回転差がなくなっているか、のどちらかということになります。

この状態になると、どちらも体が回転していないことになるので、いくら力を入れてクラブを振っても何故か飛ばない・・ということが起こるんですね。

②腰が回転しすぎて肩との回転差がなくなっている場合は、回転はしているように見えますが、実はこの形も回転していないのと一緒で、やはり同じようにいくら頑張って振っても飛ばないということが起こります。

そんな形で、①も②の捻転不足も実はバックスイングで体が回転していないことが原因だったりします。

体が回転していない。

じゃあ、どうなっているのか？ということですが、多くの場合は回転する代わりに体が右にスライドしてしまっているんですね。

いわゆるスウェーと言われる動きです。

スウェー（スエー）とは？原因と直し方について

スウェーとは、バックスイングで体、もしくは腰が右にスライドする（流れる）ことを言いますが、スウェーをしてしまうと体が回転しません。

①肩も腰も回転していない、は回転する代わりにスウェーをしてしまっているわけですね。

スウェーをすると腰が右に流れて回転不足になります。

また、回転不足になるとヘッドスピードが出ないので、そうなると腕や手を振り上げたくなります。

本来であれば、肩を回転させていきながら、その動きに合わせて腕や手を振っていくわけですが、この場合は手や腕だけを振り上げていて、そうなると肩は回転しません。

そうなると捻転不足になってしまうわけです。

②腰が回転しすぎて肩との回転差がなくなっている、ですがこの場合もやはりスウェーが原因になっていることがよくあります。

スウェーをすると腰が右に流れるのですが、このままだと回転不足で飛びません。

ですので、先ほどお伝えしたように手や腕を振りたくなるか、もしくは、バックスイングのトップで無理に体を回転させたくなるんですね。

バックスイングのトップで無理に体を回転させたくなる、ということですが、腰はすでに右に流れているので、その腰を回転させるために右ひざが伸び切ってしまうケースがよくあります。

このように右ひざが伸び切ってしまうと、腰が回転しすぎて、肩の回転との差ができなくなります。

これが結果的に捻転不足になるわけですね。

①肩も腰も回転していない
②腰が回転しすぎて肩との回転差がなくなっている

ここまでこの2つの理由で捻転差ができなくなっている・・ということについて見てきましたが、どちらも根本的な原因はバックスイングで腰が右に流れてしまっていること（スウェー）です。

この場合はスウェーを直してあげると、捻転不足も自然と解消します。

スウェーの原因や直し方については、以下で詳しく解説していますので、よかったら参考になさってください。

ということで、今回は

捻転はいらない？
捻転不足の本当の原因

といったことについて色々と見てきました。

最後までお読みいただいて、ありがとうございました。

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