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ゴルフスイング編

ゴルフスイング 「腰の使い方を間違えてはいけない」

ゴルフではよく腰の使い方という表現をします。
腰を切るとか、腰を回転させる・・・なんて言ったりします。

しかし、多くの方は、あることが原因で腰を正しく使えないでいます。

まずは間違った腰の使い方、そしてそれを直すための方法についてご紹介したいと思います。

ゴルフスイング中の腰の動き

アマチュアゴルファーの中で正しい腰の使い方が出来ているのは少数ではないでしょうか。

今回はバックスイングに絞ってお話したいと思います。

バックスイングで一番多いミスは腰を右へ(右利きの場合)スライドさせてしまうこと・・・だと思います。

この点についてはタイガー・ウッズも自身の著書「タイガー・ウッズ 私のゴルフ論」の中でこんな指摘をしています:

I do pay special attention to my hips. I make absolutely sure that my hips turn rather than slide to my right. Turning the hips is one of the first signs I'm accumulating power.

腰の動きには私も十分気を使います。腰は右へスライドさせずに回転させることを必ず確認します。腰を回転させることはパワーをためているという最初のサインです。

Reference: Tiger Woods How I Play Golf, A Powerful Start

タイガー・ウッズはさらに、腰を右足よりも右へスライドさせてしまうと、ダウンスイングで腰を戻す必要があり、タイミングを取るのが難しくなると話し、さらにその事でパワーの半分は失われるのだと指摘しています。

腰が右へスライドすると飛距離をロスするのは何故?

タイガー・ウッズは何故腰が右へスライドするとパワーの半分が失われると言ったのでしょうか・・・?

問題はバックスイングの最中に腰をスライドさせてしまった後に起こります。腰が右へスライドするとリバースピボットになりやすいのです。

リバースピボットとはバックスイングのトップで体重が左にのってしまい、ダウンスイングでは右にのってしまうという、本来とは全く逆の動きです。

リバースピボットについてはリバースピボットを直す方法リバースピボットとは?原因と直し方でもご紹介していますのでそちらも参照していただければ幸いです。

リバースピボットをしてしまうと、インパクトでは体が開いてしまうか、逆に突っ込んでしまうか・・。どちらにしても飛距離を失うことは間違いありません。

この原因はいくつかありますが、次で一つ目の解決策をご紹介したいと思います。

タイガー・ウッズの腰の使い方

Source: File:Military Families share golf memories at Tiger Woods tournament 090702 by SecretName101

タイガー・ウッズは腰の動きについて、バックスイングではスライドさせるのではなく、回転させるべきだと指摘しています。

そのために彼は2つの方法を挙げています:

A good thought is to keep your weight on the inside portion of your right foot, keeping the angle of your right leg constant throughout the backswing. This is something I've worked on sice I was a kid.

よいイメージとしては、体重を右足の内側部分にのせることと、(アドレス時にできた)右足の角度をバックスイングの間、崩さないことです。これらは私が子供の頃からやってきたことです。

Reference: Tiger Woods How I Play Golf, A Powerful Start

体重を右足の内側で受け止めるということは大切だと思います。右足の外側に体重が移ってしまえば、腰も右へスライドしているという証拠です。

僕が面白いと思ったのは2番目の右足の角度をキープするという点です。

右足の角度というと分かり難いかも知れませんが、太ももから足首にかけてのラインと地面の間に出来た角度だとお考えください。

この右足の角度がアドレスと同じようにするイメージでバックスイングするというものですが、この角度が本当にくずれなければ腰がスライド(右へスライド) するのは不可能です。

このイメージであれば単純に腰を右へスライドさせないと思うよりも体重を右足の内側で受け止めやすく、イメージもしやすいのではないでしょうか。

ただし、これはあくまでもイメージです。アドレスで出来た右足の角度を本当にそのままキープすることはタイガー自身でも恐らく難しいのではないかと思います。

何故なら、正確に言うと体重を右へ移動する段階でほんの少しだけですが、腰は右へ移動するから・・・です。(スライドさせるわけではありません。)

しかし、右足の角度をキープするというのはイメージとしては使えると思います。

2つ目の方法ですが、それは腰が右に流れる原因はアドレスにあるでご紹介させていただきたいと思います。

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