池越え・バンカー越えのアプローチショットの打ち方
フルショットであっても池越えのショットは嫌だったりします。
でもそれが例えば、50ヤードなど中途半端な距離だったりすると、益々ダフリやトップが怖くなります。
池に入れてしまうのではないか?そう思ってしまうと、不思議とボールが池に吸い込まれていったり。
今回はそんな池越えのアプローチショット、それから、バンカー越えのアプローチショットを打つ際のポイントについてご紹介したいと思います。
1)打ち方について
打ち方は残りの距離によって多少変わってきますが、基本的な打ち方については下記を参照ください。
・100ヤード以内のアプローチショットの6つの打ち方とコツ
・40ヤードから50ヤードのアプローチショットの打ち方
・30ヤード~50ヤードのアプローチショットの距離感がつかめない
・50ヤード以内のアプローチショットでダフリやトップしない打ち方
2)池やバンカーに気持ちを集中させない
さて、特に池越え、バンカー越えのアプローチショットの場合、気を付けたいことについて見てゆきたいと思います。
池越えやバンカー越えのショットが苦手という方に打つ前に何を考えていましたか?とお聞きすると、「池に入れたくないなと思っていました」「バンカーだけは超えて欲しいと思っていました」・・・と答える方が多いです。
反対に池越えやバンカー越えのショットが苦手ではないという方(または得意な方)に同じことを聞くと、打つ前に「池やバンカーは見ていません」と答える方が多いです。
もっとも、そんな池越えやバンカー越えのショットが得意な方々も池やバンカーがあること、また、池やバンカーを超えるのにどの位の距離を打たなければならないか・・・といったことは打つ前に把握されていました。
ただ、さぁ、打とうとなった時に、池やバンカーを見ていたり、考えていたりする人は僕が知っている範囲では殆どいませんでした。
じゃあ、どこを見ているか、どこに意識を向けていたかというと、「狙うべきターゲット」・・・でした。
池越えやバンカー越えが苦手だと思ってしまった時は、そういったショットが苦手ではない(得意な)方々がやっていたように、意識を向ける先を変えてみてもいいのかも知れません。
そのためにできることがあります。
やり方は簡単で下記のことを打つ前に自分に問いかけます。
「ボールを落としたいポイントはどこだ?」
池越えやバンカー越えのショットの時はそんな風に自分に問いかけてみると、不思議と緊張が和らいでくることがあります。
3)体の動きをとめない
このショットでは、体の動きが止まってしまう・・・というミスが多いです。
バックスイングやダウンスイングで腕だけで振っていたり、下半身が止まってしまって、それがダフリやトップの原因になっていることがよくあります。
緊張してしまうと、体の動きがとまって、手や腕だけでボールを打ってしまうことがありますが、そうなるとミスが多くなります。
そのため、スイング中はバックスイング、そしてダウンスイングで体を回転させることを意識してみるのも一つの方法だと思います。
手や腕など小さな筋肉は動きがブレやすいですが、もっと大きな筋肉を使って体の回転で打とうとすると、スイングやヘッドの軌道も安定してくると思います。
4)ややダウンブローにボールをとらえる
池やバンカー越えのショットでは、ついボールを高くあげようとして、すくい打ちになってしまうことがありますが、これはトップやダフリの原因になってしまいます。
こんな時はむしろ、ボールを上げようと思わず、クラブのロフトを信じてやや打ち込むようにしてダウンブローで打った方が結果的にはボールが上がることがあります。
ボールを自分で上げようとせず、クラブのロフトを信じてややダウンブローで打つ。
・・・というのが大事なポイントになります。
5)クラブを短めに握る
サンドウェッジを短めに握ることもよい方法だと思います。
短く握るとクラブをコントロールしやすくなりますので、池越えやバンカー越えの短めのアプローチショットなど・・・繊細なタッチが必要なショットでは、サンドウェッジを短く握って打つということはとても効果的だと思います。
練習場で思い切ってサンドウェッジを短く持って打つ練習もおすすめです。
どの位短く持てば飛距離がどの程度落ちるのか・・・ということを確認しておくと(練習しておくと)、コースに出た時にとても心強い武器になると思います。
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