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トラブル解決編

ショートアイアン、ピッチング・サンドウェッジのボールの位置とその基準

前回、アイアンのボールの位置とその基準でも少しご紹介しましたが、今回はショートアイアンのボールの位置について少し詳しく見てゆきたいと思います。

ちなみにショートアイアンとは、一般的には8番アイアン以下のクラブで、辞書などによってはピッチングウェッジやサンドウェッジを含めていることもあります。

ピッチングウェッジやサンドウェッジはショートアイアンというより、ウェッジとして、表現されることもありますが、今回はその2つ、PWとSWのボールの位置についてもご紹介してゆきたいと思います。

尚、ピッチングウェッジやサンドウェッジのボールの位置ですが、フルショットを前提としてご紹介してゆきます。

グリーン周りのアプローチショットでPW、SWを使う際のボールの位置については、アプローチショットの打ち方と構え方の基本とコツアプローチショットの4つの種類と打ち方などでご紹介していますのでよかったらそちらを参照ください。

大きくわけると2つの考え方がある

これは以前にも書かせていただきましたが、ボールの位置については実はこれが正解というようなものはなく、万国共通の基準というものがありません。

プロによって、また、レッスンプロや専門家によっても、その基準が異なっています。

ただ、そういった考え方を大きくわけると、これはショートアイアンだけに限りませんが、ボールの位置には2つの考え方があります。

それらは、


1)ボールの位置をクラブによって変える
2)ボールの位置を一定にする(スタンス幅が変わるだけ)

という2つの考え方です。

当サイトでは、1)ボールの位置をクラブによって変えることを1つの基準としてご紹介しています。

ただ、ボールの位置を一定するという考え方もあり、また、そのやり方の方が合っているという人もいます。

ですので、今回はこの2つの考え方で見たショートアイアン、ピッチングウェッジ、サンドウェッジのボールの位置とその基準について、ご紹介してゆきたいと思います。

1)ボールの位置をクラブによって変える

ボールの位置をクラブによって変える方法ですが、このやり方も色々な考え方があり、1つの答えのようなものはないのですが、色々な考え方をまとめてゆくと、下記のような位置を基準とするやり方が多く、当サイトでもその位置を基準としています。

サンドウェッジから9番アイアン

スタンスの真ん中

8番アイアン

スタンス中央、または中央からボール1個程度左

 

全盛期のタイガー・ウッズはボールの位置をクラブ(番手)によって変えていたと言いますが、彼はピッチングウェッジでスタンスの中央かそれよりも若干ボールを左に置いていました。

そこから、番手が上がるごとに(ピッチング→9番→8番)ボールを左に少しづつ移動させる形です。

タイガーの場合もサンドウェッジから8番アイアンまで、およそボール1個分程度の範囲内で移動させていたようです。

タイガー・ウッズの場合はピッチングウェッジでスタンスの中央・・・ということですが、このやり方でもいいかも知れませんし、または、先ほどご紹介した、9番アイアンでスタンスの中央という考え方も海外、アメリカなどでは一般的な考え方になります。

いずれにしても、ショートアイアン(8番~サンドウェッジ)の場合、スタンス中央からボール1個分程度の範囲内で、ボールの位置を変えてゆき、番手を上がるごとにその範囲内で左寄りに、番手を下げるごとにその範囲内で右寄りにボールを置いてゆく形になります。

簡単にまとめると、ショートアイアン、ピッチングウェッジ、サンドウェッジは、スタンス中央か、それよりもボール1個分程度左に置くのが1つの目安になります

ターフをとってゆくか、横から払い打つか?

ショートアイアン(8番~サンドウェッジ)のボールの位置ですが、先ほどご紹介した位置はあくまでも目安で、打ち方によってもボールの位置は変わってきてもいいかも知れません。

ショートアイアンで大きなターフをとってゆくタイプの方、長い、またはある程度の深さのあるディボット跡が残るという方の場合は、先ほどのボールの位置か、または、それよりも若干、右にボールを置いた方が打ちやすいと感じる方もいらっしゃるかも知れません。

一方、ショートアインでも、ターフは殆どとらない方もいらっしゃると思いますが、その場合は、先ほどのボールの位置か、場合によってはそれよりも若干左にボールを置いてみてもいいかも知れません。

この若干とはどの位か・・・ということですが、ボール半個程度と考えていただければ幸いです。

先ほどの基準も言ってみれば、ボール1個分程度の狭い範囲なのですが、ボール1個分でも実際に位置を変えてみると、感じ方は大きく変わったりしますし、実際にショットにも大きな影響を与えたりすることがあります。

そういう意味でもボールの位置というのは、わずかな変化でも、大きな影響を与える大事な基本になるかと思います。

持ち球によっても変わる

ショートアイアンの場合は、ロフト角が大きくバックスピンがかかりますので、他のクラブと違って大きく曲がるボールを打つケースはそれほど多くはないかも知れません。

ただ、以前もご紹介しましたが、プロでもサイドスピンゼロのストレートショットを打つのは至難の業で、基本的にプロもごくわずかですが、どちらかにボールを曲げています。

ショートアイアンでも、真っすぐに見えてもドロー回転がわずかにかかっていたり、フェードの回転がかかっていることも多いと思います。

つまり、持ち球があるわけですが、その持ち球によっても、ボールの位置は多少変えてみてもいいかも知れません。

ドローボールが持ち球

ドローボールが持ち球の場合は上記の位置か、またはそれよりも若干右に置いてみてもいいかと思います。

ただ、フックボールを直したいと思っている方の場合は、あまり右に置きすぎないようにした方がいいかも知れません。

フックボールを打っている方の場合は、ボールを右に置いた方が打ちやすいと感じることが多いかと思いますし、ショートアイアンの場合はボールの位置に関係なく、ある程度真っすぐに打てることもあります。(サイドスピンよりバックスピンがかかりやすいため)

ただ、あまりボールを右に置きすぎると、フックボールが出やすいスイング軌道(インサイド・アウトのスイング軌道)を助長してしまうこともあります。

そうなると、長いクラブに持ち替えた際など、何かの拍子に大きなフックボールが出たり、または、ストレート系のショットが打てなくなってしまうこともあります。

ですので、その場合、フックボールを直したいと思われている方は、ショートアイアンであっても、ボールを右に置きすぎないようにする必要があるかと思います。

フェードボールが持ち球

フェードボールが持ち球の場合は、上記の位置か、またはそれよりも若干左にボールを置いてみてもいいかと思います。

ただし、これは先ほどとは逆になりますが、スライスを直したいと思っている方の場合は、ボールを左に置きすぎると、アウトサイド・インのスイングを助長するような形になることがあります。

ショートアイアンの場合は、先ほどと一緒でサイドスピンよりもバックスピンがかかりやすいために、アウトサイド・インの軌道でもある程度真っすぐに打てることがあります。

ただ、そのボールの位置でスイングをすることに慣れてしまうと、今度は長いクラブ、ロフト角が少ないクラブに持ち替えた時に、ボールにスライススピンがかかりやすくなり、スライスが出たり、飛距離が出なかったり・・・ということが起こりやすいです。

ですので、ショートアイアンの場合でも、ボールを左に置きすぎないように(アウトサイド・インの軌道にならないように)する必要があるかと思います。

次にボールの位置を全てのクラブで一定にする方法について見てゆきたいと思います。

2)ボールの位置を一定にする(スタンス幅が変わるだけ)

さて、今度はボールの位置を一定にするという方法です。

先ほどはクラブによってボールの位置を変えていきましたが、今回はボールの位置を一定にしてゆきます。

このやり方も(先ほどのやり方もそうですが)クラブによってスタンスの幅が変わります。

ただ、ボールの位置は一定になります。

その際のやり方もいくつかあって、当サイトでは下記のようなやり方をご紹介しています。

①左足かかと(またはその内側)の線上
②左頬(左胸)線上

①左足かかと(またはその内側)の線上

ゴルフの帝王と呼ばれたジャック・ニクラウスは全てのクラブで、つまり、ドライバーであっても、ショートアイアンであっても、ボールは左足かかとに合わせると語っています。

②左頬(左胸)線上

プロの中でも、すべてのクラブで、ボールを左頬の線上に置くという人もいます。

左の頬の線上か、または、左胸の線上と考えてみてもいいかも知れませんが、その線上にボールを置きます。(ショートアイアンを含めたすべてのクラブで)

このようにボールの位置を一定にする方法の場合も、ボールの位置は例えば、左足かかと線上で常に一定ではあっても、8番アイアンの場合はサンドウェッジを打つ時よりもスタンス幅が広くなりますので、ボールは左寄りに置いてあるように感じます。

また、サンドウェッジの場合はスタンス幅が狭くなる分だけ、8番アイアンの時よりもボールが右に置いてあるような感覚になると思います。

どちらがおすすめか?

ここまで2つの方法について見てきました。

1)ボールの位置をクラブによって変える
2)ボールの位置を一定にする(スタンス幅が変わるだけ)

どちらがいいか・・ということですが、これはその人によっても違ってくるかと思いますし、こちらの方がいい・・・ということは言い切れないかも知れません。

ただ、当サイトでは1)ボールの位置をクラブによって変えるという方法をおすすめしています。

例えば、左足かかと線上でボールの位置を固定するというやり方は世界ナンバーワンと言われたゴルファーが採用していた方法でもありますし、このやり方が合うという方もいらっしゃいます。

ただ、ゴルファーの大半(8割、9割)はスライサーであると言われていることを考えると、ショートアイアンで左足かかと線上、または左足かかと内側にボールを置いてしまうと、アウトサイド・インのスイングになりやすいかも、知れません。

そうなると、ショートアイアンは打ててもロフト角が少ない長いクラブが打てない・・ということになってしまうこともあります。

一方、どちらかというと、9番アイアンでスタンスの真ん中に置く方が、インサイド・インで振りやすいと思います。

ですので、特にこれからゴルフをはじめるという方の場合などは、最初は1)「ボールの位置をクラブによって変える」でご紹介した位置を基準にしていただいてもいいのかなと、思います。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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