ドライバーの飛距離が250ヤードってすごいこと?【すごいことです】
こんにちは。ゴルフ総研の森です。
前回、ゴルフクラブの飛距離の目安【一覧表】ドライバー、フェアウェイウッド、アイアン他ではドライバーからウェッジまでの飛距離の目安をご紹介しました。
その中でドライバーの飛距離の目安もご紹介しました。
ところで、「ドライバーで250ヤードって飛んでいる方ですか?」という質問をいただくことがあります。
250ヤードというのは、やはり一つの目安になるのかも知れません。
そこで今回は250ヤードは飛んでいる方に入るか?また、250ヤード飛ばすには何が必要か?ヘッドスピードや打ち出し角、スピン量の目安についてお伝えしていきたいと思います。
目次
ドライバーの飛距離が250ヤードってすごいこと?
さて、ドライバーの飛距離が250ヤードってすごいことか?
ということですが、結論からお伝えするとすごいことだと思います。
250ヤードは男性アマチュアゴルファーとしてはかなり飛んでいる方に入ります。
ところで、一般男性アマチュアゴルファーのドライバーの飛距離はどの位なのか?
ということですが、以下はゴルフクラブの飛距離の目安【一覧表】ドライバー、フェアウェイウッド、アイアン他でご紹介した男性アマチュアゴルファーのドライバーの飛距離の目安です。
参考までに女性ゴルファーのドライバーの目安も掲載します。
ドライバーの飛距離の目安
数値の見方ですが、1つの項目に3つ並んでいます。例えば男性のドライバーを見てみると、「180-200-240」(単位はヤード)となっています。
これは左から「あまり飛ばない-平均的-飛ぶ」という順になります。ですので、男性アマチュアの一般的なドライバーの飛距離の目安は200ヤードになります。
ちなみに数値はキャリーでランは含みません。
キャリー・・・打ったボールが地面に到達するまでの距離
ラン・・・ボールが地面に落ちてから止まるまでの距離
補足:
- 数値の詳しい解説や参考文献についてはゴルフクラブの飛距離の目安【一覧表】をご覧ください
- このデータをブログ等で紹介していただく場合は、このページへのリンクをお願いいたします
ドライバーの飛距離が250ヤードってすごいことか?
・・という話に戻りますが、ドライバーの飛距離というと、恐らく殆どの方はランも含めた飛距離(トータルの飛距離)を言っていると思います。
上記でご紹介した数値はキャリーですが(ゴルフクラブの飛距離は基本的にはキャリーで記載されることが多いです)ただ、ランを含めたとしても、250ヤードはかなり飛んでいる方に入ります。
男性ゴルファーのドライバーの平均値
ちなみに、ゴルフ用弾道測定器の開発を手掛けるトラックマン社が発表している男性ゴルファーのドライバーの平均値は以下の通りです。
参考:トラックマン社
このデータを見ると、一般的な男性のドライバーの平均飛距離はキャリーで204ヤード、トータルの飛距離(キャリー+ラン)で226ヤードです。
これを見ても、250ヤードがいかに飛んでいるかがわかります。
年代別のドライバーの飛距離の目安
今度は年代別のドライバーの飛距離について見てみたいと思います。
以下は、年代別(20/30/40/50/60代)のドライバーの飛距離の目安でご紹介した年代別のドライバーの飛距離の目安になります。
データは先ほどご紹介したトラックマン社やGame Golf( Game Your Game Inc)などが発表しているデータを集計して、尚且つ、より日本人に合った現実的な数値にしています。
ちなみに飛距離はキャリーで、ランは含みません。
キャリー・・・打ったボールが地面に到達するまでの距離
ラン・・・ボールが地面に落ちてから止まるまでの距離
参考:トラックマン社、Game Your Game Inc、Out Of Bounds Golf
補足:
- このデータをブログ等で紹介していただく場合は、このページへのリンクをお願いいたします
この数値を見ると、一番飛んでいるのが20代で219ヤード。次が30代で212ヤードになります。ゴルファー全体だと200ヤードが平均的な飛距離になります。
これを見ても、250ヤードという飛距離がいかにすごいこと(飛んでいる)かがわかります。
250ヤード飛ばすには何が必要か?
最後にドライバーを250ヤード飛ばすには何が必要か?ということについてご紹介したいと思います。
同じようなヘッドスピードでも250ヤード飛ばす女子プロとアマの差でもご紹介しましたが、以前、あるゴルフ雑誌の企画で、女子プロと男子アマチュアのドライバーの飛距離を比較する実験が行われています。
その結果ですが、こんな形になりました。
ヘッド |
ボール 初速 |
打ち出し角 | スピン (回転) |
キャリー | トータル 飛距離 |
|
女子プロ | 42.9 m/s | 62 m/s | 14度 | 2500 | 234.5y | 250.5y |
男子 アマチュア |
45 m/s | 60.75 m/s | 12度 | 4000 | 218.1y | 229.7y |
参照/出典:Golf Today 丸ごと一冊!飛距離アップ大作戦 完全保存版
このデータでは女子プロはドライバーをトータル(キャリー+ラン)で250.5ヤード飛ばしていたわけですが、この時の女子プロのヘッドスピード、ボール初速や打ち出し角などの数値が250ヤード飛ばす上ではとても参考になります。
少し書き出してみると、250ヤード飛ばすには以下を目指すといいと思います。
①ヘッドスピードは「43 m/s」
②ボール初速は「62 m/s」
③打ち出し角は14度前後
④スピン量は、2300~2500回転(毎分)
・・をそれぞれ目指す形が250ヤードを飛ばすには理想的かなと思います。
この4つを実現する上での具体的な方法については、以下で詳しく解説していますので、よかったら参考になさってください。
【ドライバーで250ヤード飛ばすには?】目安となるヘッドスピード、ボール初速、打ち出し角、スピン量
ただ、今少し解説させていただくと・・
先ほどの女子プロと男子アマチュアのデータを見ていただくと、女子プロの打ち出し角は14度前後でアマチュアに比べて2度も打ち出し角が高いことがわかります。
また、スピン量もわかりやすい差があります。
女子プロの場合は2500回転と理想的なのに対して、男子アマチュアは4000回転もあります。これではボールが吹き上がって飛びません。
では、どうしたら女子プロのような打ち出し角、スピン量になるか?
ということですが、その鍵はヘッド入射角にあります。
これは先ほどのデータとは別のデータになりますが、女子プロはドライバーを3度のアッパーブローで打っているという調査結果があります。
男性アマチュアの場合、打ち出し角を見ると、むしろダウンブロー気味に打っている人が多いと思います。つまり、ヘッドを上から入れてしまっているわけですね。
ヘッドを上から入れてしまうと打ち出し角が低くなり、尚且つバックスピン量が増えます。
ですので、その場合はヘッドをボールの横から入れるレベルブローか、または女子プロのように若干アッパーブロー気味に打っていただくと、打ち出し角が高くなり、バックスピン量も減ると思います。
先ほどの比較実験を見てもわかりますが、男子アマチュアと女子プロのヘッドスピードはそれほど変わりません。むしろ、男子アマの方がヘッドスピードは速い場合も多いです。
ということは、男子アマチュアも女子プロのように250ヤードを打てる可能性が十分にあるということになります。
ということで、少し長くなりましたが、今回はドライバーの飛距離が250ヤードは飛んでいる方に入るのか?ということについて色々と見てきました。
最後までお読みいただいて、ありがとうございました。
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