シャフトの選び方、「硬さと重さ」
今回はシャフトの選び方、特に硬さと重さについて書かせていただきたいと思います。
早速ですが、まずは硬さ(フレックス)の選び方について見てみたいと思います。
シャフトの硬さ(フレックス)
まず、簡単な説明をさせていただきたいと思います。
シャフトにはL、A、R、SR、S、X・・・etc.という風に硬さが表示されています。
上記ではLが一番やわらかく、Xが一番硬いシャフトになります。
右に行くほどに硬いシャフトになります。
男性はR(レギュラー)、女性はL(レディース)・・・を選ばれるケースが一般的かなと思います。
R(レギュラー)よりも硬いシャフトがS(スティッフ)、R(レギュラー)とS(スティッフ)の中間がやや硬めのSR、Sよりも硬いのがXになります。
また、L(レディース)とR(レギュラー)の中間がAになります。
どれを選んだらいいか・・・ということになりますが、3つの方法、ステップがあると思うんです。
1)ヘッドスピード
1つ目はヘッドスピードをシャフトの硬さを選ぶ時の目安にする方法です。
ヘッドスピードが速い人は硬いシャフト、そうではない人は柔らかいシャフトがいい・・・という風に言われることもありますが・・・
基本的な考え方としては僕は、(ドライバーの)ヘッドスピードが43m/s未満の方はRシャフトかそれよりも柔らかいシャフト、
それ以上であれば、S、(もしくはプロ以上にヘッドスピードが速い場合は)それよりも硬いシャフト・・・という風に考えています。
ただ、具体的にこのヘッドスピードでこの硬さ・・・というのは僕は一概には言えないと思っています。
・・・というのも自分に合う硬さというのはヘッドスピードだけでは決まらないと思うから・・・です。
次は2つ目の判断基準について考えてみたいと思います。
2)スイングのテンポ
ヘッドスピードとあわせて・・・2つ目の判断基準になるものがスイングのテンポです。
スイングのテンポが速い方 → 硬めのシャフト
スイングのテンポがゆったりとした方 → 軟らかめのシャフト
・・・が一般的には向いていると言われています。
ヘッドスピードが43m/sある方でもスイングのテンポがゆったりした方であれば・・・Sではなくて、Rシャフトを選んだ方が合うと感じるケースも、もしかしたらあるかも知れません。
逆にヘッドスピードが43m/sまではいかないけど、スイングのテンポが速い方は例えば、Rではなくて、SRの方がいい・・・そんなケースも、もしかしたらあるかも知れません。
3)ショットの弾道
3つ目の判断基準となるのが、ショットの弾道です。
普段打っているショットの弾道が低めでもう少し弾道の高さが欲しい・・・という方はヘッドスピードに合ったシャフトよりも少し柔らかいシャフトにすることで求めている弾道が手に入ることもあります。
反対に普段のショットの弾道が高すぎる・・・というケースではヘッドスピードに合ったシャフトよりも少し硬めのシャフトにすることでボールが上がり過ぎてしまうのを防ぐことができることもあります。
例えば、ヘッドスピードが43m/sある方でも、弾道の高さがもう少し欲しい・・・という場合はSではなく、Rにした方がしっくりくるケースもあるかも知れません。
また、ヘッドスピードが43m/sなくても、弾道が高すぎる・・・と思っている方はRシャフトではなく、例えば、SRなどにしてみることでボールが上がり過ぎてしまうのを防ぐことができるかも知れません。
・・・という風にして、ヘッドスピードだけではなくて・・・ご自分のスイングやショットを考えた上でシャフトの硬さを選ぶという方法もあります。
シャフトの硬さはメーカーによってバラバラ?
シャフトの硬さですが・・・ゴルフクラブのメーカーによって、硬さの表記(基準)というものが違っています。
そのため・・・A社ではSシャフトがピッタリだったのに、B社のSシャフトは硬すぎた・・・とか、またはその反対なども・・・あります。
そういう意味では先ほどの・・・
ヘッドスピードが43m/s未満の方はRシャフトかそれよりも柔らかいシャフト。それ以上であれば、S、(もしくはプロ並みにヘッドスピードが速い場合は)それよりも硬いシャフト
・・・というのも大雑把な目安と考えていただいていいのかも知れません。
Sシャフトでも他社のRより軟らかい・・・なんてこともありますので・・。
最終的には実際に振ってみて、打ってみて、決める・・・というのがやはり一番なのかなと、思っています。
シャフトの重さ
シャフトの重さに関しては、重いシャフトはヘッドスピードが速いハードヒッター向け、軽いシャフトはスインガータイプの方に向いている・・・と言われたりします。
それも1つの判断基準になると思うんです。
僕の考え方としては、自分が振りきれる範囲で少し重いかなと思うものがいい・・・・ということで。
その方が飛距離は伸びて、スイングもむしろ安定するように思っています。
シャフトを思い切り軽くすれば、ヘッドスピードは上がるかも知れませんが・・・ボールに伝えることができるエネルギーは大きくならず・・・結果的には飛距離も伸びないことが多いように思います。
シャフトに適度な重さがあった方がボールに伝えることができるエネルギー(衝突力)も大きくなり、ボールはむしろ飛ぶようになります。
ただ、シャフト(クラブ)が重すぎてしまうと振りきれなくなってしまい、ヘッドスピードが極端に落ちて、飛距離も結果的に失ってしまいますので、その点は注意が必要かと思います。
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