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ゴルフクラブの選び方

L字型パターの特徴やメリット、打ち方のポイントについて

前回、パターの選び方と8つのポイントの中でもご紹介しましたが、パターにも大きくわけて4つのタイプがあります。

今回はその中でも④L字型のパターについて、その特徴やメリット、デメリット、また、打ち方のポイントなどについてもご紹介してゆきたいと思います。

目次

L字型パターの特徴とメリット

アイアンと同じ構造で操作性が高く、ドローヒッターと相性がいい

L字型パターとは、上の写真のようにL字の形をしたパターのことを言います。

L字パターというと、パターの名手が使うパターという印象を持っている方も多いと思いますが、2010年に世界ゴルフ殿堂入りしたジャンボ尾崎プロや、パットの名手として知られたマスターズ・チャンピオン、ベン・クレンショー、同じくマスターズチャンピオンでパットの名手、ラリー・マイズなどはL字パターを愛用していました。

また、フィル・ミケルソンもL字パターの愛用者として知られています。

L字パターですが、パターの中でも一番古くからある形状で、形としてはアイアンととても似ていて、ヘッドのヒール側にシャフトが付いています。

この形状、ヒール側からシャフトが立ち上がる形状のためにフェースの開閉がしやすく、そのため、フェースの開閉を積極的に使ってパットを打ってゆくタイプの人と相性がいいパターだと言われています。

また、パターヘッドを真っすぐ引いて、真っすぐ出すようなストロークをする人よりも、インサイド・インの軌道でストロークする人にも、このL字パターは相性がいいと思います。

L字パターを愛用するプロの中にはドローボールを得意とする人が多いですが、インサイド・イン、もしくは若干インサイド・アウトでドローボールを打つ人の場合も、L字パターが合う可能性があります。

L字型パターの他の特徴としては、操作性が高いこと、ストローク中にフェース面を感じやすい点が挙げられます。

そのため、パター任せでパットを打っていくのではなく、パターの操作性を重視する人、フィーリングを重視する人にとっても相性がいいパターと言えるかも知れません。

L字型パターのデリット

L字型パターの特徴やメリットを見てきましたが、次にデメリットについても確認しておきたいと思います。

どんなパターもそうですが、得意な点があるということは苦手な点もあるということで、L字型パターにもデメリットと言えるものがいくつかあります。

L字型パターのデメリットですが、L字型は重心距離(※)が長いため、フェースがストローク中に開きやすいという欠点があります。

※重心距離・・・下の赤い矢印で示す距離。L字パターはこの重心距離が長い傾向がある。

また、L字タイプは積極的にフェースの開閉を使って打つ人、インサイド・インの軌道で緩やかな弧を描くようなストロークをする人とは相性がいいのですが、フェースの開閉をあまりしない人やヘッドをもっと直線的に動かしてゆく人とは相性が良くない可能性があります。

フェースの開閉を抑えた打ち方も、ヘッドをより直線的に動かす打ち方も、L字パターは苦手・・ということになります。

ゴルファーの殆どはスライサーであると言われていますが、フェースが開きやすいL字パターはそういう意味では、多くの方にとっては扱うのが難しいパターと言えるかも知れません。

ミスする時はスライスが多いという人がL字パターを使うとフェースが開いてしまって右へのミス( 押し出し、プッシュ)が多くなる可能性がありますし、それを嫌がって、引っ掛けを打ってしまうケースもあります。

L字型の欠点を補ってくれるL字マレット型パター

L字型はフェースが開きやすいという欠点があるわけですが、その欠点を補うことができるのが、L字型のマレットパターです。

L字型のマレットパターはL字とマレット型の良い点※を組み合わせたパターで、ストロークはある程度安定させたいけど、操作性が高いパター、フェースの開閉がしやすいパターが欲しいという人には向いているかも知れません。

※マレット型の利点は、ストロークが安定すること。詳しくはパターの選び方と8つのポイントをご覧ください。

下の写真のパターが、マレット型とL字型を組み合わせたタイプになります。

L字型パターの打ち方のポイント

パターの基本的な打ち方に関してはショートゲーム編パターの打ち方と構え方の基本をご覧いただければ幸いです。

ここでは特にL字型パターを打つ際に注意したいポイントについてご紹介したいと思います。

L字型パターの打ち方ですが、このパターの特徴を生かして打つというのがポイントになります。

先ほども特徴、メリットのところで書かせていただきましたが、L字パターはアイアンと同じような構造で、フェースの開閉がしやすいという特徴があります。

ですので、打つ際も基本的にはフェースの開閉を使って打ってゆきます。

といっても、例えば、バックストロークでフェースを意識して開く必要はありませんが、フェースの開閉を少なく、真っすぐ引いて、真っすぐ打つ・・・という打ち方ではなく、緩やかな弧を描くように、インサイド・インの軌道でパットを打つ意識の方がL字型パターには合っていると思います。

L字型はフェースが開きやすいと書かせていただきましたが、もし、フェースが開いてプッシュ(押し出し)が出ると感じた場合は、構えた際の両手とボールの位置を一度チェックしていただくといいかも知れません。

そして、もし、ハンドレイト※1の形で構えていた場合は、ハンドファースト※2の形で構え直していただくと、ボールが真っすぐに転がりやすくなることがあります。

※1・・・ハンドレイトとは、アドレスをした際に、両手がクラブヘッドよりも後ろ(ターゲットと反対方向)にあることを言います。

※2・・・ハンドファーストとは、アドレスをした際、両手(グリップ)がクラブヘッドよりも前(ターゲット寄り)にあることを言います。詳しくはハンドファーストとハンドレイト。構え方とインパクト。ドライバーについても参照。

具体的には構えた際、両手がズボンのジッパーの前にあるとハンドレイトの形になりやすく、その形だと、フェースは開きやすくなります。

ではどうすればいいかというと、両手は左足太もも内側の前に来るようにします。

また、ボールの位置も重要になってきます。

いくら両手を左足太ももの前に持ってきても、ボールの位置が左過ぎると、やはりハンドレイトの形になりやすいためです。

ボールの位置ですが、左目の真下に置くのが1つの考え方になります。つまり、スタンスの真ん中よりもやや左に置く形になります。

それよりも大きく左に置いてしまうと、ハンドレイトの形になりやすいので注意してみて下さい。

パターのボールの位置については、パターのボールの位置。基本的な考え方と自分に合った位置の見つけ方でより詳しくご紹介しています。

いずれにしても、ハンドファーストで構えるということが、特にフェースが開きやすいL字型パターの場合は重要になってくると思います。

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