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ゴルフクラブの選び方

ストロングロフト(のアイアン)とは?利点と欠点も

ストロングロフト・・・という言葉を耳にすることがありますが、これはロフトが立っているアイアンのことを言っています。

ロフトが立っている・・・とは、ロフト角が少ないという意味になります。

例えば、あるメーカーで発売されているアイアンセットの7番アイアンのロフト角はどれも35度だったとします。

だけどある日、そのメーカーが新商品を発売します。そのアイアンセットの7番アイアンのロフト角は30度にすることにしました。

このアイアンはストロングロフトのアイアン・・ということになります。

ストロングロフトのアイアンは難しいって本当?【ストロングロフトが打てない理由】

ストロングロフトのアイアンの利点

ストロングロフトのアイアンの利点は何と言っても、飛距離だと思います。

ロフトが通常のアイアンよりも立っている(少ない)ので、その分飛距離も出ます。

例えば、シニアの年齢になられた方が例えば30代の頃の飛距離を取り戻す・・・ということもストロングロフトのアイアンに買い替えることで可能なったりもすると思うんです。

例えば、7番アイアンで140ヤード打っていた方が、何かしらの事情で10ヤード飛距離を失って、だけど、ストロングロフトのアイアンを使うことで以前の飛距離の感覚でプレーできるというのは僕は大きな利点ではないかなと・・思います。

また、男性にはやはりプライドというものもあると思いますので、例えば、他のプレーヤーが8番アイアンで打っているのに自分だけ6番で打ちたくない・・・と思って無理に7番アイアンで打ってしまう・・・そんなことももしかしたらあるかも・・知れません。

そんな時はストロングロフトのアイアンにすることで、よりプレーそのものを楽しめたり、集中できたり・・・といったことももしかしたら、あるかも・・知れません。

ストロングロフトのアイアンの欠点(注意点)

今度はストロングロフトのアイアンの欠点と言いましょうか、注意点といった方がいいかも知れませんが、そんなことについて考えてみたいと思います。

ストロングロフトにすることで、ロフト角が少なくなりますから、それぞれの番手の飛距離は伸びるようになります。

それそのものは問題ないのですが、問題が出るとすれば・・・ウェッジ関連になるでしょうか・・

例えば、サンドウェッジ(SW)は以前のものを使って、ピッチング・ウェッジ(PW)からミドルアイアンまでをストロングロフトのアイアンに買い換えたとします。

すると・・・PWのロフトが少なくなりますが・・・SWのロフトはそのまま。

そうなると、PWとSWの飛距離の差が大きくなりすぎて・・・その中間の飛距離の打ち分けが難しくなることがあります。

例えば・・・以前のセットのPWを抜くような形になるので・・・9番アイアンとSWの間の飛距離を打つクラブがなくなります。

そうなると9番アイアンのハーフスイングなどで対応が必要になるわけで・・。しかも、9番アイアンとSWの間の飛距離はとてもデリケートな飛距離で、できれば正確に打ち分けていきたいところです・・。

この問題を解決するには・・・ウェッジをもう1本買い足すということになろうかと思います。(ウェッジを例えば、2本(PW、SW)から3本(PW+SW2本、など)にする・・・など)

また、メーカーによってはウェッジのロフト角を工夫したりするなど・・・ストロングロフト化するにあたって出てくるウェッジ関連の問題を解消してくれているところもありますので・・・そういったことも欠点とは言えないのかも知れません。

後は、勿論、ロフトがそれぞれの番手で立ってきますから・・・6番アイアンでもうすでに難しくて打てない・・・ですとか、そういったこともあるかも知れません。

ただ、それは6番アイアンであっても、以前のクラブの5番アイアンとか、場合によっては4番アイアンに当たるロフト角、そしてシャフトの長さ・・・などであることもありますので、技術が落ちた・・・ということではないかも知れません。

 

アイアンは時代によって進化してゆくと思いますし、その時々の流行のようなものもあると思うんです。

同じメーカーのアイアンでも、ロフト角もシャフトの長さもその時々によって大きく変わってくることがありますので・・・例えば、久しぶりにアイアンを買い替える・・・という際は、クラブセッティングそのものも見直してみてもいいのかも知れません。

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