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ゴルフクラブの選び方

【ゴルフクラブの基礎知識】ユーティリティとは?種類やメリット、使い方について

こんにちは。ゴルフ総研の森です。

今回は、「ユーティリティ」について、

①ユーティリティとは、どんなクラブか?
②ユーティリティの2つの種類
③ユーティリティのメリット
④ユーティリティの使い方

の4つについて、できるだけ簡単にわかりやすく解説していきたいと思います。

ちなみにユーティリティについてはこういった記事も書いていますので、よかったら参考になさってください。

目次

ユーティリティとは、どんなクラブか?

ユーティリティとは、ロングアイアンをもっと簡単に打てるように開発されたクラブで、フェアウェイウッドとアイアンの中間に位置するクラブです

写真は、ゴルフクラブメーカー、タイトリストのユーティリティ。

フェアウェイウッドとアイアンを掛け合わせたような形状をしていて、ロングアイアンよりも打ちやすく、ボールも上がりやすいのが特徴です。

ちなみに、ユーティリティは1990~2000年前後に市場に出回るようになった比較的新しいジャンルのクラブになります。

これはアメリカの調査になりますが、2004年の時点でユーティリティをバッグに入れている人の割合はわずか7%でしたが、2007年には30%。2018年になると殆どのゴルファーが少なくともユーティリティを1本バッグに入れているという結果になっています。(参考:Darrel Survey)

以前、ユーティリティがなかった頃は、ロングアイアンをセッティングに入れるのが一般的でしたが、ロングアイアンは殆どのアマチュアゴルファーにとって、打つことが難しく、扱い難いクラブでした。

そんなロングアイアンの代わりに登場したのが、ロングアイアンの打つのが難しいという欠点を克服し、尚且つ、フェアウェイウッドのようにボールが上がりやすいという長所を持ち合わせた「ユーティリティ」になります。

ちなみに、ユーティリティには役に立つ、実用的といった意味がありますが、これは日本での呼び方で、海外ではハイブリッド(異なるものを組み合わせたクラブという意味)、もしくは、レスキュークラブ(お助けクラブ)という風に呼ばれています。

ユーティリティをセッティングに加える場合

少し話が変わりますが、ユーティリティをセッティングに加える場合(バッグに入れる場合)は、ドライバー、フェアウェイウッド(3番ウッド、5番ウッド)、ユーティリティ、ミドルアイアン・・・といった形でクラブをセッティングしてゆく形になります。

以前はこのユーティリティの位置にロングアイアンが来ていたわけですが、現在ではロングアイアンではなく、ユーティリティ、もしくは、ショートウッド(7番、9番ウッドなど)を入れるのが一般的です。

ちなみに、ショートウッドとユーティリティのどちらを入れるか?についてはショートウッド(7番、9番ウッド)とユーティリティのどっちを選ぶ?にて詳しくご紹介していますので、よかったらそちらをご覧ください。

ユーティリティの種類。ウッド型とアイアン型

ユーティリティには、大きくわけて①ウッド型と、②アイアン型の2種類があります。

①ウッド型

打ちやすく、ボールが上がりやすいのが特徴です。また、ミスに強いといったメリットもあります。

②アイアン型

アイアン型のユーティリティ。構えやすく、操作性が高いのが特徴。また、見た目もアイアンに近く、アイアンのような感覚で打ってゆけるというメリットもあります。

この2つですが、人気があるのはウッド型で、発売されているユーティリティの多くはこのウッド型になります。

この2つの違いやそれぞれのタイプの特徴については下記にてご紹介しています。

【簡単】ユーティリティの選び方。種類についても

ユーティリティのメリット

ユーティリティには、

・ロングアイアンに比べて打ちやすく、ボールが上がりやすい
・フェアウェイウッドよりも構えやすく、操作性がいい
・狙った方向に打ち出しやすい

といったメリットがあります。

ロングアイアンは、打つのが難しく、ボールが上がりにくいという欠点がありますが、その欠点を見事に克服したのがユーティリティになります。

また、フェアウェイウッドに比べると、構えやすく、操作性がいい、狙った方向に打ち出しやすいといった特徴もあります。

言ってみれば、アイアンとフェアウェイウッドのいいとこどりをしたクラブがユーティリティになります。

ユーティリティの使い方

ユーティリティの使い方、ユーティリティを使う場面ですが、基本的にはロングアイアンの代わりに使う、もしくは、フェアウェイウッド(5番ウッドなど)とアイアン(6番、もしくは7番アイアン)の間の距離を打つ際に使います。

これは距離で言うと、140ヤード前後~170ヤード前後になると思います。

ちなみに下記はユーティリティの番手別、ロフト角別の飛距離の目安になります。

表の見方ですが、例えば、3番UT(ロフト角:18度)の男性のところを見ていただくと、「150-170-200」と数値が3つ並んでいます。

これは、「あまり飛ばない-平均的-ロングヒッター」の順になります。

ですので、平均的な数値は3つの中の真ん中になります。

ちなみに数値はキャリーです。ランは含みません。

キャリー・・・打ったボールが地面に到達するまでの距離
ラン・・・ボールが地面に落ちてから止まるまでの距離

番手とその番手のロフト角はメーカーによっても違ってくることがあります。その場合はロフト角を基準にしていただくといいと思います。

詳しい内容はユーティリティとショートウッド(7、9番ウッド)の飛距離の目安一覧表にてご紹介しています。

少し話がそれましたが、140ヤード前後~170ヤード前後で使うことを考えると、ユーティリティを使用する場面としては、

・パー4の2打目、もしくは、ティーショット
・パー3のティーショット
・パー5の2打目、3打目

といった場面で使う形になります。

ちなみに、先ほども少しご紹介しましたが、上記の場面、もしくは、フェアウェイウッドとアイアンの中間の距離を打つためのクラブは他に、ショートウッド(7番ウッド、9番ウッドなど)と呼ばれるクラブがあります。

このショートウッドについて、また、ユーティリティとショットウッドをどちらを選んだらいいか?ということについてはショートウッド(7番、9番ウッド)とユーティリティのどっちを選ぶ?にてご紹介していますので、よかったらそちらをご覧ください。

ということで、今回はユーティリティとは何か?そのメリットや使い方について見てきました。

最後までお読みいただいて、ありがとうございました。

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