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トラブル解決編

ユーティリティとショートウッド(7、9番ウッド)の飛距離の目安一覧表

前回、ゴルフクラブの飛距離の目安【一覧表】では、ドライバーからアイアンまでの飛距離をご紹介しました。

今回は、ユーティリティ(3番、4番、5番、6番ユーティリティ)とショートウッド(7番、9番ウッド)の飛距離の目安についてご紹介したいと思います。

尚、ユーティリティとショートウッドについてはこれまで下記のような記事も書いています。よかったら参考になさってください。

目次

ユーティリティの飛距離の目安

まず、はじめにユーティリティの飛距離の目安から見てゆきたいと思います。

表の見方ですが、数値が1つの項目に3つ並んでいます。例えば、男性の3番ユーティリティの項目は「150-170-200」となっています。

これは、「あまり飛ばない-平均的-ロングヒッター」の順になります。

ですので、平均的な数値は3つの中の真ん中になります。

ちなみに数値はキャリーです。ランは含みません。

キャリー・・・打ったボールが地面に到達するまでの距離
ラン・・・ボールが地面に落ちてから止まるまでの距離

ユーティリティの番手ですが、メーカーによって番手とロフト角の組み合わせが多少変わってくることがありますので、もし、より正確な数値が知りたい方は番手ではなく、ロフト角で数値を見ていただければと思います。

ユーティリティの飛距離の目安(単位:ヤード)

ショートウッド(7番ウッド、9番ウッド)の飛距離の目安

フェアウェイウッドの中でもロフト角の大きなもの(7番ウッドや9番ウッドなど)をショートウッドと言ったりしますが、次にショートウッドの飛距離の目安について見てゆきたいと思います。

数値は先ほどと一緒で3つ並んでいますが、「あまり飛ばない-平均的-ロングヒッター」の順になります。

数値は同じくキャリー(=ボールが地面に落ちるまでの飛距離)で、ランは含みません。

ショートウッド(7番ウッド、9番ウッド)の飛距離の目安(単位:ヤード)

メーカーやモデルによって、7番ウッド、9番ウッドのロフト角やシャフトの長さ等が違っている場合もありますので、上記はあくまでも目安としてお使いください。

「あまり飛ばない」「平均的」「ロングヒッター」の目安について

上記のデータで記載させていただいた「あまり飛ばない」「平均的」「ロングヒッター」ですが、ドライバーのヘッドスピードから判断することもできます。

下記は、ダンロップが発表したドライバーに関するデータを参考にしています。(ドライバーのヘッドスピード、飛距離になります)

尚、女性の場合は、

これ以下の人の場合は「あまり飛ばない」、これ以上の人の場合は「ロングヒッター」という風に考えていただければ幸いです。

例えば、ドライバーのヘッドスピードが平均的なのに、ユーティリティ、もしくはショートウッドの飛距離が「あまり飛ばない」に当てはまる方の場合は、もしかしたら、打ち方に問題があったり、お使いのクラブが合っていないなど、何かしら問題があるかも知れません。

補足:

・上記の数値(ユーティリティとショートウッドの飛距離の目安)はゴルフクラブの飛距離の目安【一覧表】に掲載したデータを元に作成しています
・数値は必要に応じて更新しています
・このデータをブログ等で紹介していただく場合は、このページへのリンクをお願いいたします

UT、ショートウッドをどのようにセッティングに組み込むか?

さて、ここまでユーティリティ、ショートウッドの飛距離の目安について見てきましたが、ここで少し、ユーティリティ、ショートウッド(7番、9番ウッド)をセッティングの中にどのように組み込んでゆくか?ということについて考えてみたいと思います。

ユーティリティは必要?不要?ユーティリティのメリットについてでもご紹介しましたが、ユーティリティは、3番や4番アイアンといったロングアイアンの代わりに入れるクラブ、もしくは、3番ウッド、5番ウッドなどのフェアウェイウッドとミドルアイアンの中間の距離を埋めるためのクラブになります。

ショートウッド(7番、9番ウッド)も位置づけとしては、ユーティリティと殆ど一緒で、一般的には、3番や5番ウッドといったフェアウェイウッドとミドルアイアンの間の飛距離を打つために使います。

ですので、クラブ全体のセッティングを考えた場合、

1)ドライバー
2)フェアウェイウッド(3番、5番ウッド)
3)ロングアイアン、ユーティリティ、もしくはショートウッド
4)ミドルアイアン
5)ショートアイアン
6)ウェッジ
7)パター

・・・という形になると思います。

このフェアウェイウッド(3番、5番ウッド)とミドルアイアンの中間を埋めるためのクラブは、3種類(ロングアイアン、ユーティリティ、ショートウッド)あるわけですが、この3つにはそれぞれ利点と欠点があります。

ロングアイアン

利点

・ラインを出しやすい
・構えやすい
・スイング中にフェース面を感じやすい(クラブをコントロールしやすい)

欠点

・ボールが上がりにくい
・ミスに弱い

ユーティリティ

利点

・ロングアイアンよりも打ちやすい
・ボールが上がりやすい
・ショートウッドよりも構えやすい
・スイング中にフェース面を感じやすい

欠点

・ロングアイアンよりはラインが出しにくい
・ロングアイアンに比べて構えにくい
・ロングアイアンに比べてフェース面を感じにくい
・ショートウッドよりはボールが上がり難く、ミスに弱い

ショートウッド(7番、9番ウッド)

利点

・ボールが上がりやすい
・ミスに強い

欠点

・構えにくい
・スイング中にフェース面を感じにくい
・人によってはボールが上がり過ぎる
・ラインを出しにくい

 

こういった利点や欠点を踏まえた上で、ユーティリティやショートウッドをどのようにセッティングに組み込んでゆけばいいか?

・・・ということについて考えてみたいと思います。

例えば、「打ちにくいロングアイアンではなくて、ボールが上がりやすいショートウッドがいいな」と思ってショートウッドを買ってみたら、確かにボールが上がりやすくて、ミスにも強いけど、ショットをコントロールできなくて、結局、ユーティリティに買い替えた・・というケースもあります。

または、ユーティリティがいいというので買ってみたら、ボールが全然上がらなくて、ショートウッドを買い替えたら、ボールが上がるようになった・・という人も。

ですので、ロングアイアンやユーティリティ、またはショートウッドを選ぶ際は、自分のニーズに合ったものを選ぶ・・ということが重要になってくると思います。

じゃあ、具体的にユーティリティ、ショートウッドをどのように組み入れたらいいか?ということですが3つの選択肢があります。

1)ユーティリティを入れる

例えば、5番ウッドが18度、6番アイアンが27度だった場合ですが、21度と24度のユーティリティを入れる選択肢もあります。

この選択肢がおすすめな人

ショートウッドとユーティリティのどっちを選ぶ?でもご紹介しましたが、ヘッドスピードが速い人の場合は、ショートウッドよりもユーティリティの方が扱いやすい、もしくはショットをコントロールしやすいと感じる人も多いです。

そういった人の場合は、ユーティリティ重視、ユーティリティを2本入れる選択肢もいいかも知れません。

2)フェアウェイウッドを入れる

5番ウッドとミドルアイアンの間に、7番ウッド、9番ウッドを2本入れる選択肢もあります。

この選択肢がおすすめな人

ヘッドスピードが平均的な人やヘッドスピードがやや遅めの人、もしくは芝の上からボールを楽に上げたい人の場合は、ユーティリティよりもショートウッドの方が合っているケースも多いです。

そういった人の場合は、ショートウッド重視で、7番ウッド、9番ウッドの2本を入れる選択肢もいいかも知れません。

3)ユーティリティとショートウッドを1本づつ入れる

また、例えば、5番ウッドが18度、6番アイアンが27度だった場合ですが、7番ウッドを1本、24度のユーティリティを1本入れる・・・という選択肢もいいかも知れません。

21度のユーティリティ(7番ウッド相当のロフト角)は、ティーショットで使うには扱いやすいですが、芝の上からボールを上げてグリーンを狙う場面では、ボールが上がりにくいかも知れません。

もっとも、ロングアイアンに比べれば、ユーティリティの方が打ちやすく、ボールも上がりやすいのですが、もっと楽にボールを上げたい人の場合は、21度とロフト角の少ないユーティリティを入れる代わりに7番ウッドを入れるというのも良い選択肢かも知れません。

その上で、9番ウッドではなく、24度のユーティリティを入れる・・という選択肢もあってもいいかも知れません。

9番ウッドと24度のユーティリティを比べた場合、ボールが上がりやすい、楽に打てるのは9番ウッドなのですが、ユーティリティの方がラインを出しやすい、構えやすい、スイング中にフェース面を感じやすいというメリットがあります。

そういったユーティリティのメリットが生きてくると思った場合は、9番ウッドではなくて、ユーティリティを入れてみるのもいいかも知れません。

今回はウッドは5番ウッドまで、アイアンは6番アイアンから入れているケースで見てきましたが、もしこれが、5番アイアンから入れているのであれば、21度のユーティリティ、もしくは7番ウッドを1本・・という形でもいいかも知れません。

ユーティリティの売れ筋人気ランキング
フェアウェイウッドの売れ筋人気ランキング

さて、3つの選択肢についてご紹介しました。

色々な組み合わせがあるのですが、いずれにしても、自分に合うクラブ(ユーティリティ、ショートウッド、もしくはロングアイアン)を選ぶということ、フェアウェイウッドとミドルアイアンの中間の飛距離を上手に打ち分けられるロフト角を選択する・・ということが大事になってくると思います。

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