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ゴルフ基礎編

ボールの位置:ドライバーからサンドウェッジまで

タイガー・ウッズが行っているゴルフクリニック(レッスン)で参加者の1人が彼にボールの位置についての質問をしました。

質問者が知りたかったのは:

①ボールの位置はアイアンやウッドによって変わるか
②ボールの位置は一定か(スタンスの幅が変わるだけか)

・・・といったことでした。

ボールの位置についてはプロ、レッスンプロ、専門家によって、考え方が少しづつ違っていて、万国共通の基準のようなものが実はありません。

ゴルフの帝王と呼ばれたジャック・ニクラウスはボールの位置は全てのクラブにおいて、左足のかかとに合わせるべきだと言っています。

ニクラウスはゴルフスイングの最下点のほんの少し前でインパクトするのが理想だと考えていたようです。

さて、タイガー・ウッズの答えですが、①のボールの位置はクラブによって変わる・・・でした。

今回は、ボールの位置について、

といったことについてご紹介してゆきたいと思います。

尚、パターのボールの位置についてはパターのボールの位置。基本的な考え方と自分に合った位置の見つけ方にてご紹介しています。

目次

2つの考え方(理論)

ゴルフでは、ボールの位置に対する考え方が大きくわけて2つあります。

①クラブによってボールの位置を変える

ボールの位置を例えば、左足かかとに合わせる・・という風に一定にするのではなく、使うクラブによって位置を変えてゆく方法です。

ゴルフでは使うクラブによって打ち方が多少変わってくることがあります。

例えば、高めにティーアップして打つドライバーは若干アッパーブロー(ヘッドが最下点を過ぎて上昇している最中にボールを捉える打ち方)で打つ、ショートアイアンはダウンブロー(ヘッドが最下点に達する前に打つ方法)で打つ・・・といった風に。

その打ち方の違いに合わせてボールの位置を変えてゆくことができるのもこのクラブによってボールの位置を変える方法の利点の一つになります。

後ほど具体的なボールの位置を含めてご紹介しますが、当サイトではこの方法、クラブによってボールの位置を変える方法をおすすめしています。

②ボールの位置を一定にする(スタンス幅が変わるだけ)

全てのクラブにおいて、左足かかと線上にボールを置く・・といった風にボールの位置を一定にする方法です。

ただ、例えば、左足かかと線上にボールを置いても、スタンスが広くなるドライバーではボールは左寄りにあるように感じますし、スタンスが狭くなるショートアイアンではボールはそれに比べて右寄りにあるように感じるかと思います。

この方法の利点は、よりシンプルに考えることができること、毎回同じ位置にボールを置いて構えやすい、といったことになります。

この方法でよく知られているのが、冒頭でもご紹介したゴルフの帝王と呼ばれたジャック・ニクラウスのすべてのクラブで、ボールは左足かかと線上に合わせるという方法になります。

下の図はわかりやすくするためにボールを大きくしています。

ドライバーを打つ際はこの位置。

他のクラブ、例えば、ショートアイアンを打つ際も同じように左足かかと線上にボールを置きますが、スタンス幅は狭くなりますので、ドライバーに比べるとボールが右寄りに移動したような、そんな感覚になるかと思います。

この2つの方法ですが、どちらが正しいということではないと思います。

大事なのはどちらが自分に合っているかということだと思います。

ただ、世界的に見ると、クラブによってボールの位置を変えるという方法の方がより一般的なやり方になります。

当サイトも、特にこれからゴルフをはじめるという方には、その方法をおすすめしています。

クラブ別のボールの位置の基準

さて、当サイトでは下記のようなボールの位置を基準にしています。(おすすめしています)

この位置が恐らく世界的に見ると最も多い考え方になるかなと、思います。

後ほどご紹介しますが、タイガー・ウッズが自身の著書の中で語ったボールの位置もこれと殆ど同じ形になります。

サンドウェッジから9番アイアン

スタンスの真ん中

ミドルアイアン

スタンス中央からボール1個程度左

ユーティリティ~フェアウェイウッド

ミドルアイアンとドライバーのボールの位置の間

ドライバー

左足かかと線上

 

といった形になります。

ダウンブローで打つことが多いショートアイアンやミドルアイアンなどはスタンスの真ん中から若干左。

払い打つようにしてスイングするユーティリティーやフェアウェイウッドなどはミドルアイアンのボールの位置よりもさらに少し左に置きます。

最後に、払い打つ、又は若干アッパーブローで打つドライバーはそれよりもさらに少し左、左足のかかとに合わせる形です。

多くのトッププロを育てたハーヴィー・ぺニック(1904-1995)も「ドライバーとティーアップした3ウッドは左足のかかと、そこから番手を落とす度にボールの位置は少しずつ右へ移動し、9番アイアンまで来るとスタンスの中央になる」と話しています。

ちなみに、ドライバーに関しては、他に3つの考え方があります。

1つは、左足かかとの内側に合わせる方法。

2つ目は、左胸の前、または左胸のロゴのボールを合わせる方法。

左胸のロゴとは、下の赤い丸で囲った部分です。

3つ目は、左頬の線上にボールを合わせる方法です。

詳しくは、ドライバーのボールの位置は左足かかと線上がいい?プロはどこに置いている?にてご紹介しています。

タイガー・ウッズのボールの位置

Source: File:Military Families share golf memories at Tiger Woods tournament 090702 by SecretName101

タイガー・ウッズはボールの位置について、自身の著書の中でこんな風に答えています:

ピッチングウェッジ:スタンスの中央
5番アイアン:スタンス中央よりも少し(ボール1個分程度)左
ドライバー:左足かかと

ドライバーのボールの位置についてですが、タイガーは自身の著書の中でドライバーの場合、ボールは左足かかとに合わせると語っていますが、どちらかというと、左足かかとの内側に合わせて構えるということを意味しているのかも知れません。

少なくとも、特に全盛期のタイガー・ウッズは左足かかと線上よりも少し右にボールを置いて打つことが多かったように思います。

持ち球、打ちたいショットによっても変える

先ほどご紹介したボールの位置の基準ですが、これはあくまでも目安になります。

個人差があってもいいと思いますので、そこから少しづつ左右に移動させてショットを打ってみるなど、試行錯誤をしてみるのもいいと思います。

また、持ち球や打ちたいショットによっても、この位置は変わってきてもいいと思います。

1)ドローボール

ドローボールが持ち球という方やドローボールを打つ際は、先ほどの位置か、またはその位置よりも少し右にボール置いた方が打ちやすくなることもあります。

ドライバーの場合は、左足かかと線上から左胸までの範囲で、少しづつ右にボールを移動させながら実際にショットを打ってみてもいいかも知れません。

フェアウェイウッド、ユーティリティの場合は先ほどの範囲の中で右寄りに。

アイアンの場合は先ほどの位置か、または場合によってはボール半個程度、右に置いてみてもいいかも知れません。

2)フェードボール

フェードボールが持ち球という方やフェードボールを打つ際は、先ほどの位置か、または、その位置よりも少し左にボールを置いた方が打ちやすくなることもあります。

ドライバーの場合は、左足かかと線上にボールを置いてフェードボールを打つプロも多いですが、ドライバーはとりあえずはこの位置でもいいかも知れません。

ただ、確実に曲げてゆきたい場合などは、左足かかと線上からボール半個程度、左に置いてみてもいいかも知れません。

フェアウェイウッド、ユーティリティは先ほどの範囲の中で左寄りに置いてみてもいいかと思います。

アイアンの場合は、場合によっては先ほどの位置よりも少し、ボール半個~程度左にボールを置いた方がフェードボールは打ちやすくなるかも知れません。

打ち方によっても変える

また、持ち球だけではなく、打ち方によってもボールの位置を変えてみてもいいかも知れません。

ドライバーはややアッパーブロー、アイアンはダウンブローで打つという方の場合は、先ほどの位置でもいいかも知れません。

ただ、ドライバーは払い打つ、アイアンはターフ(芝)をあまりとらない、横から払い打つような打ち方をしている方は、先ほどの位置よりも、ドライバーは少し右、アイアンは少し左に置いてみてもいいかも知れません。

その場合はボール半個程度づつボールを移動させながら、実際にショットを打ってみるといいかと思います。

さて、ここまでボールの位置について色々と見てきました。

ボールの位置については、これまで見てきたように、これが正解という一つの答えのようなものはないのですが、ただ、自分に合う位置というのはあると思います。

そういった自分にとっての正解の位置を見つけることが大事になってくるように思いますし、そのために、今回ご紹介したような基準を1つの目安として使っていただければ幸いです。

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