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トラブル解決編

ドライバーのボールの位置は左足かかと線上がいい?プロはどこに置いている?

ボールの位置についてはこれまでボールの位置:ドライバーからサンドウェッジまでなどでもご紹介してきました。

今回はドライバーのボールの位置について、

・どのような考え方(理論)があるか?
・プロはどこに置いているか?
・持ち球や打ち方の違いでボールの位置は変えるか?

といったことについてご紹介してゆきたいと思います。

4つの位置

さて、ドライバーのボールの位置ですが、実は万国共通の基準のようなものはなくて、プロやレッスンプロ、専門家によってもその基準というものが多少違っています。

ただ、そういった考え方をまとめてゆくと、左足かかと線上か、またはそれよりも少し右に置くという考え方が最も一般的になります。

当サイトではこれまでドライバーについては、4つの位置をご紹介してきました。

それらは、


1)左足かかと線上
2)左足かかと内側の線上
3)左胸の線上
4)左頬の線上

といった4つになります。

※図はわかりやすくするためにボールを大きくしています

1)左足かかと線上

ボールの位置:ドライバーからサンドウェッジまでにてご紹介させていただいたドライバーのボールの位置です。

左足かかと線上にボールを置くというのは、海外(アメリカなど)も含めて、一般的な考え方で、多くのトッププロを育てたレッスンプロ、ハーヴィー・ペニック(1904-1995)もドライバーとティーアップした3番ウッドは左足かかと線上に置くと語っています。

タイガー・ウッズも自身の著書の中でドライバーは左足かかとに合わせると語っています。

また、メジャー18勝という輝かしい記録を残したゴルフの帝王、ジャック・ニクラウスも左足かかと線上にボールを置くと自身の著書で語っています。(ニクラウスの場合は全てのクラブで、ボールは左足かかと線上に置いていました)

もし、ドライバーのボールの位置に迷われている場合は、まずは、 この位置、左足かかと線上を試してみてもいいかも知れません。

また、場合によって、打ち方、または持ち球次第で、左足かかと線上よりも若干右に置く方法もあります。それについては後述します。

2)左足かかと内側の線上

上の図のように、左足かかとの内側に合わせるという方法もあります。

左足かかと線上だと、引っ掛け(=目標よりも左に真っすぐに飛んでゆくショット)が出るという方は、この位置を試してみるのもいいかも知れません。

先ほどもご紹介しましたが、タイガー・ウッズは自身の著書の中で、ドライバー(のボールの位置)は左足かかとに合わせると語っていますが、どちらかというと、左足かかとの内側に合わせて構えるということを意味しているのかも知れません。

少なくともタイガーの場合は、特に全盛期の頃は左足かかと線上よりも若干右にボールを置いていたようです。

3)左胸の線上

3つ目が左胸の前にボールを置くという方法です。

左胸の前というのは、随分アバウトな表現かも知れませんが、この左胸の前に置くというのは、その位、許容範囲が広いといいますか、そんな考え方になります。

ただ、もう少し具体的な位置というか基準になるものが欲しい場合ですが、世界的に有名なレッスンプロ、ブッチ・ハーモンは左胸のロゴの線上にボールを置くと語っています。

左胸のロゴとは、下の赤い丸で囲った部分です。

このロゴの前、もしくはその線上にボールを置くようにする・・という考え方です。

この位置は、左足かかと線上よりも右、ボールが内側に入るような形になりますが、この位置に置くプロも多いです。

先ほどと同じように、左足かかと線上に置くと、引っ掛けが出るという方は、この位置を試してみるのもいいかも知れません。

また、ドローボールを持ち球にしている方の場合もこの位置、左足かかと線上よりも右にボールを置いた方がインサイドからクラブを振りやすくなるかも知れません。

4)左頬の線上

これも左胸の前に置くのと殆ど一緒ですが、左頬線上にボールを置くという考え方もあります。

左胸ではアバウト過ぎる・・と感じる方の場合は、左頬の線上を試してみてもいいかも知れません。

プロはどこに置いているか?

少し話は変わりますが、以前、国内外のトッププロのドライバーのボールの位置を調査する・・・という実験があったのですが、その結果、

ドローボールが持ち球のプロ → 左足かかと線上よりも右
フェードボールが持ち球のプロ → 左足かかと線上

・・・が多いという結果になりました。

調査の対象になったのはトッププロのみで、もしかしたら、プロゴルファー全体で見るとまた違った結果になるかも知れません。

ただ、ドローボールが持ち球のプロの場合、左足かかと線上よりも右(ボール半個~ボール2個分程度右)にボールを置いてドライバーを打っていることが多いようです。

一方、フェードボールの場合は、左足かかと線上に置いているケースが多いようです。(それよりもボール半個程度左に置くケースもあると思います)

おすすめの位置は?

さて、これまでドライバーのボールの位置についていくつか見てきました。

では、どの位置がいいのか?

ということですが、まずは、左足かかと線上に置いてみてもいいかも知れません。

そして、ショットを打ってみて、左に打ち出してしまうことが多い(引っ掛けが出ることが多い)と思われた場合は、左足かかとの内側、それでもダメな場合は、左胸の前にボールを置いてみるといいかと思います。

基本的にはそういった考え方でいいとは思うのですが、持ち球によって、打ち方によってもボールの位置を変えてみてもいいかも知れません。

1)ドローボールが持ち球の場合

ドローボールが持ち球の方の場合は、ボールを右寄りに置いた方が打ちやすくなることがあります。

その場合は、左足かかと線上から左胸の前までの範囲で少しづつボールを右にずらしながら、ショットを打ってみてもいいかも知れません。

ただし、フックボールを直したい方の場合は、あまりボールを右に置きすぎてしまうと、インサイド・アウトのスイング軌道を助長してしまうことにもなります。

ボールを右に置けば置くほど、右に打ち出せるのでチーピンなどを防ぐことはできるのですが、フェースを閉じてしまう癖やインサイド・アウトの軌道が強化されてしまって、真っすぐに打ち出そうとすると、チーピンになる・・ということもあります。

ですので、その場合は、むしろ、先ほどの範囲でボールを左寄りに置いて、スイングの軌道を(インサイド・インの軌道に)矯正しながら、同時に(グリップなどを見直すことで)スイング中のフェースの向きも修正してゆくやり方がよいかも知れません。

2)フェードボールが持ち球の場合

フェードボールが持ち球の方の場合は、まずは左足かかと線上にボールを置いてみてもいいかと思います。

先ほどもご紹介しましたが、フェードボールが持ち球のプロはその位置にボールを置くことが多いです。

また、場合によっては、例えば、確実に曲げてゆきたい場合などは、左足かかと線上よりも若干(ボール半個分など)左に置いてみてもいいかも知れません。

また、これは先ほどとは逆になりますが、スライスを直したい方の場合は、左にボールを置きたくなることもあるかも知れません。

その方が開いたフェースを閉じる時間が稼げることもあります。

ただ、その打ち方だと、アウトサイド・インのスイング軌道を強化してしまい、ボールが左に飛びやすくなります。

そのために、知らぬ間に右を向いて構えている・・というケースも多いです。

このやり方ですと、引っ掛けは打てるのですが、ドローボールなど、飛距離の出るショットが打ちにくくなることがあります。特にドライバーなど、ロフト角の少ないクラブの場合は。

ですので、この場合もボールはむしろ右寄りに置いて、その上で同時に(グリップなどを見直すことで)スイング中のフェースの向きを修正してゆくやり方がよいかも知れません。

3)アッパーブローで打つ場合

ドライバーの打ち方。アッパーブローで打つべきか?払い打つべきか?でもご紹介しましたが、ドライバーには大きくわけて2つの打ち方があります。

それについては上記の記事で詳しく書かせていただいていますので、ここでは省略しますが、アッパーブローで打つという方の場合は、左足かかと線上をまず試してみてもいいかも知れません。

この位置だと、ヘッドが最下点を若干過ぎて上昇をはじめた頃にボールを捉えやすくなります。

その上で(この位置を試してみて合わないなと思われた場合は)、左足かかとの内側であったり、左胸の前なども少しづつ試してゆくといいかも知れません。

4)横から払い打つ場合

ボールを横から払い打つ打ち方をしている方の場合は、左足かかと線上か、もしくは左足かかと内側にボールを置いてみてもいいかと思います。

その上で、もし、引っ掛けが出やすいと感じた場合などは、左胸の前も試してみてもいいかも知れません。

さて、ここまでドライバーのボールの位置について色々と見てきました。

ここまで書かせていただいたようにドライバーのボールの位置に1つの正解のようなものはないわけですが、ただ、自分にとって打ちやすい位置というのはあると思います。

ですので、何か1つのやり方だけではなくて、この場合は、他の位置も試してみるのもいいかも知れません。

言ってみれば、たかがボールの位置・・なのですが、そのボールの位置で打てるショットというのが決まってしまうこともあります。

また、最後に1つ注意点ですが、ボールの位置を変えてすぐというのは、ミスショットが出やすく、また、かえってショットが悪化してしまうことがあります。

そこで「あぁ、これは自分には合わない」と諦めてしまいやすいのですが、ただ、結果は少し後、その位置に慣れた頃に出てくることもあります。

その辺も注意していただいてもいいかも知れません。

最後まで記事にお付き合いいただいて、ありがとうございました。

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