右手のグリップと右手人差し指の握り方。トリガーとは?
右手のグリップを語る際、よく右手の「トリガー」がどうとか・・・言われたりします。
これは何を言っているかと言うと右手の人差し指の形のことを言っています。
トリガーとは銃の引き金のこと。
ゴルフクラブを握る際、右手の人差し指がこの銃の引き金を引くような形(下の写真のような形)になるためにそう呼ばれています。
今回は、
・どのように握ると、右手の人差し指がトリガーの形になるか?
・何故、トリガーの形になるように握る必要があるのか?
ということについて、写真を見ながら、(また、よろしければご一緒にクラブを持って体感しながら)ご紹介してみたいと思います。
目次
どのように握ると、右手の人差し指がトリガーの形になるか?
さて、まず最初にどのように握ると、右手の人差し指がトリガーの形になるかを見てゆきたいと思います。
そのために、右手の人差し指がトリガーになっていない写真と、トリガーの形になっている写真を交互に見てゆきます。
右手の人差し指に注目してください。
横から
× トリガーの形になっていない例
写真を見ていただいてわかるように、右手の人差し指と中指に間隔があいていません。
また、親指だけが下に(ヘッド方向に向かって)伸びているような形になっています。
◎トリガーの形になっている例
これを見ると、人差し指と中指の間に少し間が空いているのがわかるかと思います。違う角度から。
裏側から見るとこんな感じです。
真上から
× トリガーの形になっていない例
◎トリガーの形になっている例
グリップを握る際は、右手の人差し指をこんな風にして、銃の引き金を引くような形にして・・・握ってみてください。
別の角度から撮ったものですが、このように人差し指と中指の間を空けて右手のグリップを握るようにします。
この右手の人差し指のトリガーの形は後述しますが、クラブをコントロールしてゆく上でも大切になってきます。
何故人差し指を中指から離してグリップを握るのか?
さて、何故人差し指を引き金を引くような形にして、中指から離してグリップを握るのでしょうか?
この右手の人差し指には何か役割があるのでしょうか?
それを知るために、よかったら、ちょっとした実験をしてみませんか・・・?
まず、7番アイアンなど、クラブを一本用意します。
次に右手だけでそのクラブを握ってみてください。(左利きの方は左手だけで握ってください)
ヘッドは地面から少し浮かせるようにします。
まずは、意図的に右手の人差し指を中指につけて、先ほどの例のようにグリップしてみます。
その状態でクラブをワッグルするようにして左右に振ってみてください。
慣れてきたら、素早く左右に振ってみます。右、左、右、左・・・と小刻みにクラブを左右に振ります。
今度は同じように右手だけでクラブを握りますが、右手の人差し指がトリガーのような形になるように握ります。
そしたら、また同じように、クラブをワッグルするようにして、左右に振ってみます。
違いを感じましたか・・・?
後者の方、右手の人差し指をトリガーの形にした方が、ヘッドをコントロールできるような感覚があったかと思います。
もし、その違いが感じられなかった場合は、もう少し長めのクラブ、ドライバーなどで同じことをやってみてください。
恐らく、右手の人差し指をトリガーの形にした方が、クラブを左右に振りやすいかと思います。
右手の人差し指でクラブフェースをコントロールする
さて、ここまで右手の人差し指の握り方について見てきました。
右手の人差し指のトリガーの役割というのは、フェースやクラブを微妙にコントロールすることではないかなと、僕は思っています。
先ほどの実験ではないですが、ゴルフクラブでも右手の人差し指を中指から離さないで、右手をグーのような形にしてクラブを握ると、クラブをコントロールするのが難しくなったりします。
反対に人差し指を中指から少し離し、引き金を引く形にすることでクラブをコントロールしやすくなります。
人差し指というのはすべての指の中で一番器用な指だと思うんです。
その指の器用さであったり、繊細な感覚をスイングに生かすには、右手の人差し指をトリガー(引き金)を引く形にしてあげることだと思います。
ドライバーやアイアンが左右へ曲がるのは右手の人差し指が原因でもご紹介しましたが、右手の人差し指のゆるみがショットが左右に曲がる原因になると指摘する専門家もいます。
上の記事では、ボールが左右にブレだしたら、右手の人差し指に意識を持って行くことで、フェースコントロールが改善される・・・と申し上げましたが、実際のショットの時以外にも、例えば、素振りでも右手の人差し指を少し意識してみるのも効果的だと思います。
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↑僕も実践してみました。その上達法やゴルフ理論の感想について書いてみました。一度ご覧になってみてください。