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トラブル解決編

ドライバーのアドレスでの体重配分。両足均等 or 右足に多めにかける?

ドライバーの構え方のまとめアドレスで体重は足のどこにかける?重心の位置、つま先・かかと体重についてもでも少しご紹介しましたが、今回はドライバーの体重配分についてもう少し詳しくご紹介したいと思います。

ここでいう体重配分とは、ドライバーを構える際、左右の足にどの程度体重をかけたらいいか?ということになります。

※ちなみに、足のどの部分(例、かかと寄り、つま先よりなど)に体重をかけたらいいか?ということについては、アドレスで体重は足のどこにかける?重心の位置、つま先・かかと体重についてもにてご紹介しています。

さて、体重配分の方法ですが、ドライバーの場合は2つの方法があります。

1)両足に均等に体重をかける方法

2)右足にやや多めに体重をかけて構える方法

の2つです。

今回はそんな2つの方法についてや、また、どのようなシチュエーションではどちらのやり方がおすすめか?どのようなタイプのゴルファーにはどちらが合っているか?といったことについてもご紹介してゆきたいと思います。

それでは早速見てゆきましょう!

2つのやり方がある

さて、ドライバーを構える際(アドレス時)の体重配分ですが、2つのやり方があります。

1つは、両足に均等に体重をかけておく方法です。

アドレスの段階では、左足に50%、右足に50%の配分で体重をかけておきます。

後ほどご紹介しますが、このやり方の方がシンプルで、また、多くの人に合うやり方ではないかなと、思います。

2つ目は、右足にやや多めに体重をかけておく方法です。

具体的には左足に40%、右足に60%程度の体重をかけて構えます。

アイアンの場合は、前者の両足に均等に体重をかけておく方法が一般的ですが、ドライバーの場合は後者の、右足に体重を多めにかけて構えるやり方をすすめるレッスンプロや専門家も多くいます。

それから、例えば、アプローチショットの場合は、左足に多めに体重をかけて構える場合もありますが、ドライバーの場合は、左足に体重を多めにかけて構える・・・というやり方は一般的ではありません。

アプローチショットの打ち方と構え方の基本とコツ

いずれにしても、体重配分に関しては、このやり方が正解です・・・というものはありませんので、どちらを選択されてもいいかと思います。

大事なのは自分に合うやり方で構えるということで、どちらも練習場で試してみてもいいかも知れません。

そうやって実際に試してみて、自分に合う方を選ぶ・・・というやり方がベストだとは思いますが、ここからは、場面別にどちらのやり方の方が合っている(可能性がある)か?ということについて考えてみたいと思います。

尚、下記で右足にやや多めに体重をかける・・・と書いてあった場合、右足に体重の60%程度をかけるという意味だと考えていただければ幸いです。

体重の7割程度を右足にかけてもいいのですが、そうすると、背骨が右に傾きすぎて、プッシュアウト系のショットが増えるリスクがあります。

ですので、右足に多めに体重をかける方法を試す場合も、まずは60%程度を目安にしていただくといいかも知れません。

1)飛距離 vs 安定性

飛距離を求める人は、右足にやや多めに体重をかけておく。

安定性を求める人(ボールを曲げたくない人)は、体重を両足に均等にかけて構える。

・・・という方法もいいかも知れません。

また、場面によって使い分ける、つまり、飛ばしたい時は右足に多めに体重をかける、曲げたくない時は両足に均等に体重をかける・・・という方法でもいいかも知れません。

プロの中にも、飛ばしたい時は右足に多めに体重をかけて構える・・という人もいます。

2)アッパーブロー vs レベルブロー

アッパーブローで打ちたい時は、体重を右足にやや多めにかけるのもいいかも知れません。

そうすることで、右肩がいつもよりも若干ですが、下がる形になり、アッパーブローでボールを打ちやすくなります。

ただし、先ほども書かせていただきましたが、その場合は、プッシュアウト系のショットが出やすくなることもあるので、注意してください。

また、右足に体重を多めにかけるやり方は、プッシュアウト系のショットが出やすいため、スライサーの方には向いていないかも知れません。(右に出て、さらに右に曲がるボールになりやすいため)

一方、レベルブロー、もしくは、ボールを横から払い打つような場合は、両足に均等に体重をかけておく方法の方が合っているかも知れません。

3)体重移動

スイング中に体重移動を積極的に使ってゆきたい場合や、体重移動が苦手・・という方の場合は、右足にやや多めに体重をかけて構えてみてもいいかも知れません。

そうではない場合は、両足に均等に体重をかけるやり方でもいいと思います。

4)初心者の方の場合

初心者の方であっても、右足に多めに体重をかけておくやり方でもいいかと思います。

ただ、あおり打ち、すくい打ちになってしまいやすいので、とりあえず、最初は両足に均等に体重をかけて構えてみてもいいかも知れません。

そして、ドライバーショットが安定してきた段階で、右足に多めに体重をかけるやり方を試すのもいいと思います。

5)中級者以上の場合

中級者、上級者の方の場合ですが、右足に多めに体重をかけて、飛距離を出したり、ややアッパーブローで打ってゆく打ち方も試してみてもいいかと思います。

6)打ち下ろしのホール

打ち下ろしのホールの場合ですが、どうしても目線が低くなりやすいものです。

目線が低くなってしまうと、上からヘッドを振り下ろしてゆくようなスイングになりやすく、結果的に引っ掛けが出たり、スライスになってしまったり・・・ということがあります。

このような場面では、右足体重で構えてみるのもいいかも知れません。

右足体重で構えることで引っ掛けをある程度予防する効果がありますので。

7)スライサーとフッカー

普段からミスする時は、スライスを打っている方の場合、先ほども書かせていただいたように、右足に多めに体重をかけて構えると、プッシュアウト・スライスが出やすいかも知れません。

反対に普段からミスする時は、フックボールが出る方の場合は、右足に多めに体重をかけて構えると、右肩がさらに下がって(フックボールを打っている方はアドレスで右肩が下がり過ぎている傾向があります)、フックボールが悪化することもあります。

というわけで、どちらのケースも、両足に均等に体重をかけるやり方がいいかも、知れません。

8)インサイドから振って、ドローボールを打ちたい

ダウンスイングでヘッドをインサイドから振ることで(インサイド・アウトで振ることで)ドローボールを打ちたい・・・例えば、そんな場面では、右足に多めに体重をかけておくやり方の方が合っているかも知れません。

アドレス時に右足にやや多めに体重をかけると、背骨がいつもよりも若干ですが、右に傾きやすくなります。

すると、ダウンスイングではインサイドから振りやすくなります。

ただし、ここまで何度も書かせていただいた通り、このやり方ですと、プッシュアウト系のショットも増えやすいので、その点には注意する必要があります。

迷ったらどっちがいいか?

さて、ここまでドライバーを構える際の体重配分について色々と見てきました。

もし、迷った場合はどちらがいいか?ということですが、迷った場合は、両足に体重を均等にかけてゆくやり方がいいのではないかなと、思います。

どの方がスイングをシンプルに考えられますし、プッシュアウトの心配も減ります。

ただし、両足に体重を均等にかけるやり方も、右足に多めに体重をかけておくやり方も、それぞれ利点がありますので、できればどちらも練習で試してみるといいかも知れません。

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