よくわかる！ゴルフ用語集

入射角とは？【よくわかる！ゴルフ用語集】

入射角とは、インパクトでヘッドがボールに対して、どの程度の角度で入ってきたかを示す数値、角度のことを言います。

アタックアングルとも言います。

プロのドライバーとアイアンの入射角はどの位？

以前、トラックマン社がPGAツアー（米国男子ツアー）とLPGAツアー（米国女子ツアー）の選手達の入射角を計測したデータがあるのでご紹介したいと思います。

下記のデータですが、プラスの数値は、ヘッドがボールの下から入ってきていることを示しています。（アッパーブローということ）

反対に、マイナスの数値は、ヘッドがボールの上から入ってきていることを示しています。（ダウンブローということ）

ドライバーの入射角

男子プロ（PGAツアー）・・-1.3度
女子プロ（LPGAツアー）・・＋3.0度

アイアン（7番アイアン）の入射角

男子プロ（PGAツアー）・・-4.3度
女子プロ（LPGAツアー）・・-2.3度

アマチュアゴルファーにとって参考になるのは女子プロの方なので、女子プロのデータを見てゆくと、女子プロはドライバーはアッパーブローで打っていて、アイアンに関してはダウンブローで打っていることがわかります。

ただ、どちらの数値も数％程度なので、実際にはボールを横から払い打つ形、もしくは、緩やかなアッパーブロー、ダウンブローという形になります。

この女子プロのドライバー、アイアンの入射角は特にアマチュアゴルファーにとっては理想的な数値だと思います。

ところで、このデータでは、男子プロのドライバーの入射角の数値がマイナス（-1.3度）、つまり、若干ダウンブローで打っているという結果になっています。

これは男子プロの場合は、十分に飛距離が出るため、あえて、ややダウンブローで打ってバックスピン量を増やし、打ち出し角も低めに抑えているのだと思います。

その形の方が男子プロにとってはボールをコントロールしやすいためです。

もし、男子プロが女子プロのような形で打てば、飛距離は伸びると思いますが、あえて、飛距離は抑えて、コントロールを重視しているのだと思います。

少し話がそれましたが、アマチュアゴルファーにとって、お手本になるのは女子プロの入射角になります。

つまり、ドライバーの場合は、ボールを横から払い打つような形、もしくは若干アッパーブローで打つこと。アイアンの場合は、ボールを横から払い打つ形か、緩やかなダウンブローで打つことが理想的な形になります。