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トラブル解決編

ドライバーショットの方向性が安定しない。方向性を高めるコツや練習方法

今回はドライバーショットの方向性が安定しない時に、方向性を高めるコツやそのための練習方法について見てゆきたいと思います。

ドライバーの方向性が安定しない原因の多くは実はアドレスにあります。

具体的には、グリップポスチャー(姿勢)、アドレスの方向(アライメント)に原因があることが非常に多いです。

アドレスについてはゴルフ基礎編にて詳しくご紹介しておりますので、よかったらそちらを参照ください。

今回はアドレスについては少しだけ、触れたいと思います。

ティーアップを高くすると方向性も良くなる

意外なことかも知れませんが・・・ティーアップを高くした方が飛距離だけでなく、方向性もアップした・・・という実験があります。

この実験では

1)低いティーアップ(ボールの上部がドライバー上部と同じ高さ)
2)通常のティーアップ(ボールの半分がヘッドから出ている高さ)
3)高いティーアップ(ボール全体がヘッドから出ている高さ)

の3つをアマチュア70人以上に試してもらったのですが、結果は3)の高いティーアップが一番飛んでいました。

ただ、面白いことに、ティーアップを高くするほどに飛ぶという結果の他に、ティーアップを高くするとコントロールもよくなった・・という結果も出ています。

方向性をよくしたいと思った時は、サイドスピンを減らす必要があるわけですが、そのためにできることの1つがヘッドスピードを少し抑えることです。

6割程度でスイングしてみる。ヘッドスピードが落ちるだけで、サイドスピンも減りますから、方向性も安定してきます。

それに加えて、高いティーアップにしてみます。(ボール全体がヘッドから出る高さ)

※この高さにティーアップする場合は、ヘッドは地面から浮かせて、ボールの高さに合せて構えると芯に当たりやすくなります。

高くティーアップすることで、ヘッドスピードを落とした分の飛距離をカバーしながら、方向性も高めます。

勿論、誰にでも合う方法ではないかも知れませんが、ただ、この打ち方で飛距離も方向性も良くなったという方も多くいますので、試してみる価値はあるかも知れません。

インパクトを「線」にするコツとは?

さて、次はインパクトを「線」にすることについて考えてみたいと思います。

ドライバーの方向性を高めたいと思った時、インパクトを「点」ではなく、「線」のイメージにしてみるのも一つの方法だと思います。

言い換えると、インパクトゾーンを長くすると言いますか、そうすることでより安定してドライバーを打つことができることがあります。

インパクトゾーンを長くするための方法ですが、

1)払い打つ
2)フォローを長く低く出す

ということを意識してみてもいいかも知れません。

払い打つ、または、ボールを真横から打とうとしてみると、上から打ち込むようなスイングよりも、インパクトゾーンが長くなります。

また、インパクト後のフォローを意識することでインパクトゾーンを長くしている・・・というプロもいます。

具体的には、ボールを打った後にヘッドを低く、長く出してゆくイメージです。

多くの場合、人はインパクト前を意識することはありますが、インパクト後を意識する方は案外少ないかも知れません。

そんな時はヘッドを低く長く・・・とインパクト後を意識してみるだけでもインパクトが「線」に近づいてゆくと思います。

ドライバーショットが安定しないのはアドレスに原因がある?

冒頭でも書かせていただきましたが、ドライバーショットが安定しない原因は、アドレスにあるということが多々あります。

それについてここで書こうとすると非常に長い文章になってしまうので、今回は省きたいと思いますが、アドレスについてはゴルフ基礎編やまたは、ドライバーの構え方のまとめにてご紹介しておりますのでよかったらそちらを参照ください。

さて、今回は一つだけ、ドライバーの構え方のまとめでもご紹介しましたが、前傾姿勢の作り方についてです。

前傾姿勢の作り方が間違っていると、猫背になりやすく、また、その形でスイングしようとすると、スイングそのものが不安定になってしまうことがあります。

前傾姿勢の作り方が間違っているケースですが、、腰から前傾しようとする方もいます。

このような形で前傾すると猫背になりやすいです。

猫背になることでスライスが出やすくなったり、または、下半身が不安定なスイングになったり、軸がぶれやすくなる・・・といったことが起こります。

スライスの原因と「猫背」。猫背で縦振りだとスライスする?

そうではなくて、下の写真のように、足の付け根から前傾するようにします。

足の付け根から前傾すると背筋が必要以上に曲がることがなく、また、下半身も安定するようになります。

腰から前傾するやり方に比べると、足の付け根から前傾することで、よりしっかりとした土台が出来上がりやすく、また、ショットもその方が安定してくることが多いです。

これはドライバーだけではなくて、アイアンにも言えることです。

もし、ショットが安定しない・・・と思われた時は、前傾姿勢の作り方を今一度見直して見るのも良い方法だと思います。

ドライバーを安定して打つための簡単な練習

最後にドライバーショットを安定して打つための簡単な練習をご紹介して終わりたいと思います。

やり方はとても簡単です。

まず、ウェッジか9番アイアンを持っていつものように3球打ちます。

次に、ドライバーに持ち替えて3球打ちます。

先程、ウェッジを打った感じで、同じようなテンポ、スイングスピードの気持ちで打ってみます。ウェッジのつもりで打つのがポイントです

ボールはいつも通りの高さにティーアップして打ちます。

またはそれよりも高くてもいいかも知れませんが、高くティアップする際はヘッドを地面から浮かせてボールの高さに合せて構えます。

ドライバーを3球打ったら、まだウェッジか9番アイアンに持ち替えて3球。

これを何度か続けてみます。

何でこんな簡単な練習が効果があるのか・・・ということですが、ドライバーが安定しないという方の中には、ドライバーだけ特別なスイングをしているケースが多いから・・・かも知れません。

ドライバーを特別扱いしてしまっている、ですとか、ドライバーだけ、ヘッドスピードを上げようとしていたり、ドライバーだけ、一生懸命振ろうとしたり。

勿論、場面によってはそういう打ち方をすることもありますが、大事なことは、それを自分でわかっていることだと思うのです。

無意識の間に力が入っていたりすると・・・やはりドライバーは安定しませんので、まずは、ドライバーを特別扱いしないこと、ウェッジのように打ってみるのも一つのドライバーショットの方向性を高めるコツかなと、思います

いつもお付き合いいただいて、ありがとうございます。

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