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トラブル解決編

フェアウェイウッド、ユーティリティ、アイアンのティーアップの高さ【これが基準です】

こんにちは。ゴルフ総研の森です。

今回はフェアウェイウッド、ユーティリティ、アイアンのティーアップの高さとその基準についてご紹介したいと思います。

尚、ドライバーのティーアップの高さについては下記にて詳しく解説しています。

目次

フェアウェイウッドのティーの高さの目安

まずはフェアウェイウッドのティーアップの高さですが、以前、タイガー・ウッズのコーチだったハンク・ヘイニーはボールの4分の1がヘッドから出るようにするといいと語っています。

最初はその程度の高さを目安にしてみるといいかと思います。

また、プロの中にはボールの半分がヘッドから出る程度の高さにティーアップする人もいますのが、場合によっては、その高さ、ボールの1/2がヘッドから出る高さも試してみてもいいかと思います。

また、ティーアップの高さはお持ちのフェアウェイウッドのタイプによっても、少々違ってくるかも知れません。

シャローフェースの場合はティーアップは低め、ディープフェース気味のフェアウェイウッドならティーアップは高めにセットするといいと思います。

シャローフェースとディープフェースについてはフェアウェイウッドの選び方で詳しくご紹介していますので、よろしければそちらも参照ください。

ちなみに、筆者の場合、個人的に今使っているフェアウェイウッド(3番ウッド)はディープフェース気味ですので、人差し指と中指でティーを挟んでティーアップして、指の太さだけ地面からボールを浮かせてセットするようにしています。

大体、地面から1.5センチから2センチ程度浮かせている感じです。

また、ロフト角が少ない3番ウッドのティーアップは高め、5番ウッドなど少しロフトが増えてきたら少し低めにするという方法でもいいと思います。(例えば、3番ウッドはボールの1/2がヘッドから出る程度。5番ウッドはボールの1/4がヘッドから出る程度など)

ただ、中には、同じ高さのティーアップの方がいいという方もいらっしゃるので、その辺は色々と試してみるといいかと思います。

ここで少し簡単にまとめると・・

フェアウェイウッドの場合は、ボールが4分の1から半分程度ヘッドから出ているような形を基準にして、そこからクラブの特性などに合わせてティーアップの高さを調整してゆきます。

また、シャローフェースの場合は低め、ディープフェースならティーアップは高めにセット。

場合によっては、5番ウッドは3番ウッドよりも低めにセットしてみてもいいかも知れません。

ユーティリティのティーの高さの目安

ユーティリティのティーアップの高さですが、基本的には、フェアウェイウッドよりも少し低めにティーアップします。

先ほどご紹介したレッスンプロ、ハンク・ヘイニーは1.5センチから2センチ程度の高さでいいと語っています。

これについてハンク・ヘイニーはユーティリティというのはソール部分に重量があって、ボールを打つ際はその部分がボールの下部に来るようにして打つのが良い・・と指摘しています。

また、ユーティリティでもウッド型とアイアン型があります。(ユーティリティの選び方参照)

アイアン型はラインが出しやすいという利点がありますが、弾道が低くなる傾向がありますから、高さをある程度出してゆきたい時はウッド型のユーティリティに比べて少しだけティーアップを高くしてみてもいいと思います。

ユーティリティで打つ際にアイアンのように低いティーアップにする方もいらっしゃいますが、ユーティリティというのはフェースの上下のミスに強いクラブですから、アイアンよりは高めのティーアップにするとその特性を生かした使い方ができると思います。

ちなみにフェアウェイウッドのボールの位置についてはフェアウェイウッドのボールの位置とその基準にてご紹介しています。(ユーティリティもこの記事でご紹介している位置が基準になります)

アイアンのティーの高さの目安

最後はアイアンのティーのティーの高さの基準です。

アイアンの場合、地面よりも若干高くなるようにティーアップするのが一つの目安です。

具体的には地面から1センチ程度ボールが浮くようにします。

アイアンの場合、ユーティリティと違って一般的にはフェース上下のミスに弱くなりますので、あまり高すぎるティーアップにすると逆にミスが増えてしまうこともあります。

それから今ではあまり使われなくなりましたが、ロングアイアンの場合のティーアップの高さはユーティリティと一緒、もしくはそれよりもほんの少しだけ低めのティーアップと考えていいと思います。

以前、アマチュアと女子プロのティーアップの高さ(ミドルアイアン)を比較した調査が行われたことがあったのですが、その結果は・・・

女子プロは(その調査では)、4ミリから8ミリ程度のティーアップの高さが多く、一方、男子アマチュアの方は20ミリ前後が多かったのです。

女子プロに比べると、男子アマチュアは随分とティーアップが高かったわけですが、やはりティーの高さが高いと安心できる・・・そんな意見が多かったようです。

確かにティーが低いよりは少しボールが浮いている方が安心できるかも・・・知れません。

やはりアドレスで安心感があるとないでは全く違いますので、安心感のある高さにティーアップするというのは僕はいいことだと思います。

ただ、ティーアップした際にもし、ミスが多いとか芯を外してしまうことが多いというケースでは、ショートアイアンからミドルアイアンまではティーアップを女子プロとまではいかなくても、少し低く、1センチ程度にしてあげると芯に当たりやすくなることがあります。

先程もご紹介しましたが、アイアンはフェース上下のミスに弱いのが特徴ですので・・・ティーアップが高すぎると、ダフリなどの心配は少なくなっても、芯に当てるのが難しくなるかも・・・知れませんので。

また、ルール上は(ティーショットで)ティーを使わないということもできますが、当サイトでは、ティーを毎回、必ず使うことをおすすめしています。

少しでもフェースとボールの間に芝が入ってしまうリスクを回避できるのであればやはりティーは使った方がいいのかなと思います。

ということで、今回はフェアウェイウッド、ユーティリティ、アイアンのティーアップの高さとその基準について見てきました。

最後までお読みいただいて、ありがとうございました。

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