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ゴルフ基礎編

初心者の方のためのゴルフ練習場(打ちっぱなし)での練習方法

ゴルフをはじめたばかりの方でどんな風に練習したらいいかわからない・・・という方もいらっしゃるかも知れません。

そこで今回はどんな風に、どのクラブを使って練習すればいいかをご紹介させていただきたいと思います。

目次

まずはウォームアップから

初心者の方にどんなクラブで練習したらいいですか?と聞かれれば、7番アイアンか、もしくは8番アイアンで練習されるといいと思います・・・とお答えするようにしています。

以前は、6番アイアンか7番アイアンとお答えしていたと思いますが、現在はクラブのロフトが立ってきていますので(ストロングロフトのアイアンが増えましたので)、スイングを学ぶために使うクラブは7番か8番がいいかと思います。

ストロングロフト(のアイアン)とは?利点と欠点も

ただ、体というのは冷えていたり、硬いと動きませから、まずは体を温めてほぐしてあげる必要があると思います。

そこでまずはウォームアップからはじめられるといいと思います。

ウォームアップといっても色々なやり方がありますが、おすすめは上半身と下半身を使うようなタイプの体操です。

学校などで体育の授業でやったような体操で結構です。

そうやって体が温まったら、ストレッチをします。

強く伸ばしたりすると逆効果ですし、冷えた体でストレッチをしても逆効果です

あくまでも体が温まった後に気持ちいい程度で行ってください。

もしそんなに時間がない・・・という場合はウェッジを2本持って、ゆっくりと体をほぐすようにして素振りをするのもよい方法だと思います。

最初はウェッジから

体が温まったところで、今度はウェッジを持ちます。

ピッチングウェッジなどを持ったら、ゆっくりと軽く素振りをしてみます。こういったゆっくり行う素振りはウォームアップとしてもおすすめです。

さて、体がほぐれたところで、実際にボールを打っていきます。

1)最初はウェッジでボールを打ってみます。

2)次にアイアン。アイアンは最初は全て打つ必要はありません。ショートアイアン1本(9番など)、次にミドルアイアン1本(7番など)・・・と打ってゆきます。

3)その後に、フェアウェイウッド。

4)最後にドライバー・・・という風に打っていきます。

また、初心者の方であれば、フェアウェイウッドとドライバーは打たず、まずは7番アイアンが打てるように練習するのも良い方法かと思います。

その場合はウェッジを打ったら、次に7番アイアンを打ちます。

また、フルセットを持って行くのはちょっと重い・・・という場合は、クラブを何本かに絞って持って行ってもいいかも知れません。(場合によっては1本だけ)

ゴルフ練習場(打ちっぱなし)に持っていくクラブは何がいいか?
【ゴルフ初心者】練習場ではどのクラブをどの順番で打てばいいか?

それから練習場での球数ですが、100球程度を目安にしていただくといいと思います。

これについては練習では何球打てばいいか?打ちっぱなしでの球数は○○○球がいい!にて詳しくご紹介しています。

目標のない練習はしない

どこを狙っているのですか?と尋ねると、あの辺とかこの辺とか答える方が大勢いらっしゃいます。

ですが、ゴルフは点から点にボールを運ぶゲームですから、練習でも目標は明確に決めた方がよいのかも知れません。

そして、そこに対してスクエアにアドレスをする。(アドレスに関してはゴルフ基礎編をご覧ください。)

練習でも実践のようにしてボールを打つということがとても大事なことだと思うんです。

ルーティンを決める

これはある程度ボールが打てるようになってきてから・・・でも構いませんが、もう1つ重要なのが、本番と同じようなルーティンでボールを打つということです。

プリショット・ルーティンとは?その効果と作り方。どの位の時間で行うのが最適か?

例えば、クラブフェースを目標にセットしたあとに目標を確認。その後に1回ワッグルをしてスイングするのがルーティンであれば、その通りにします。

ボールの後ろに立って目標を確認してからアドレスに入る・・・というルーティンであれば、その通りにやれば一番ですが、ボールの後ろに立つというところは省いても良いと思います。

練習だからだと思いますが、よく構えてから悩んでいる方もいますが、練習でもそれをやってしまうと、本番でも同じ癖が出てくることがあります。

もし、色々考えるのであれば、ボールを前にして行わないことだと思います。

とにかくボールを打つ時は同じルーティンで行う。これが練習場ではできるのに、本番ではできない・・・という悩みを解消するコツだと思います。

コースと状況を想定する

「ゴルフは練習場とプレーする場所が違う唯一のスポーツ」

これは、レッスンプロとして有名なピア・ニールソンという方の言葉です。

練習ではできるのに本番だとうまくいかない・・・ということがあったりします。

それはもしかしたら、普段の練習と本番があまりにもかけ離れているから・・・かも知れません。

そんな時は練習を本番に近づけるようにすると・・・本番(コース)でも本来の力が発揮できるようになることがあります。

よく行かれるコースがあれば、そのコースの○番ホールのセカンドショット・・・という風にそのホールの様子を思い描きながらショットを打ってみるのもいいかも知れません。

ポイントはその本番の様子を頭の中で思い描きながらショットを打つことです。

これは色々な研究からもわかっていますが、頭は本番もイメージの中もそれほど大きな区別ができないようです。

1番ホールのティーイングエリアに立った時、このショットは練習(イメージの中)で何度も打ってきた・・・そう思えると自信を持ってショットが打てたりします。

スイングを直す前に

練習していて、例えば、スライスが出たとか、フックが出たとか、そういうミスはいくらでもあると思います。

そんな時はまず、スイングでどうにかしようとするのではなく、最初に下記のポイントをチェックしてみるといいかも知れません。

・グリップ
・ボールの位置
・ポスチャー(アドレスの姿勢)
・アライメント(ターゲットに対して平行に立っているか)

ミスショットの殆どはこういったところに原因があります。

スイングを変えようとするのはその後でも十分だと思います。

ゴルフ基礎編の記事一覧

また、フックやスライス、トップ、ダフリ、引っ掛け、プッシュアウト・・・etc.などなどのミスに対する直し方は練習方法に関しては、トラブル解決編にてそれぞれ詳しくご紹介していますのでよかったら参考にしていただければ幸いです。

初心者でもクラブ選びは慎重に

ミスショットの直し方について少しお話しましたが、ミスの原因がクラブにあるということもあります。

これはある女性ゴルファーの方の話ですが、レディース用のクラブを使っていました。ところが、彼女は身長が170センチあったんです。

日本でレディース用のクラブで170センチの人を想定しているクラブはまずないと思います。

そこで、彼女に軽めの男性用のアイアンを試してみてもらったところ、それまで多かったトップや右へのプッシュアウト系のボールを少なくなり、飛距離も伸びました。

クラブに関しては、ゴルフクラブの選び方でもご紹介していますので、よかったらそちらもご覧ください。

いずれにしても、ゴルフは初心者だからといって、クラブは何でもいい・・・というわけではないと僕は思っています。

長文になりましたが、最後まお付き合いいただいて、ありがとうございました。
感謝。

スコアが劇的に変わった人が実践したゴルフ理論とは
↑僕も実践してみました。その上達法やゴルフ理論の感想について書いてみました。一度ご覧になってみてください。